水性アクリルコーティングの性質





アクリルといえば透明なプラスティックより強度のあるもの…?というイメージではないでしょうか。
水性アクリルコーティングは主な成分はアクリル樹脂です。水性アクリルコーティングの施工価格が安い理由は材質とその性能にあります。
水性アクリルコーティングの耐久性は低いですがコーティングの中では手を出しやすい価格でフローリングのお手入れも簡単で効率の良くなります。
ここでは水性アクリルコーティングの特徴やメリット・デメリットを紹介します。
ここ重要!●はじめに私の意見を聞いて!
アクリルコートはWAXとほぼ同じです。床用WAXの主成分はアクリル素材なのです。
強固な防御力のあるフロアコーティングを施したい場合は「UVコート」か「ガラスコート」がおすすめです。
費用か手間をかけるのかで、どちらを選ぶか判断したら良いでしょう。※コーティングの選び方はこちら
サッと分かる目次
水性アクリルコーティングとは
●アクリルコーティングの特徴
- 剥離ができるコーティング
- 安く施工ができる
- 水や洗剤に弱い水拭きをおすすめしない
- 保護と言うよりも艶出しに向いている
- DIYなど素人にも向いている施工法
フロアコーティングの中で一番安価で気軽に施工できるのが水性アクリルコーティングです。
水性アクリルコーティングは床のマニキュアとも呼ばれており「ワックスの長持ち版」といったところです。
ワックスは数ヶ月ごとにお手入れする必要がありますが、水性アクリルコーティングを施工しておけば、1年から2年ほどはワックスがけの必要がなくなります。
雰囲気としては他のフロアコーティングのようにフローリングに塗膜を作るのではなくフローリングの艶を出すために使うという感じです。
水性アクリルコーティングは「フロアコーティングに費用が掛けられないが定期的に床を綺麗にして日々のメンテナンスを簡単にしたい」という人におすすめのフロアコーティングです。
水性アクリルコーティングのメリットとデメリットは?








基本的に水性アクリルコーティングは、1年から2年ほどの間、薄い膜をフローリングに作って艶を出すというもので硬度はそれほど高くありません。
ですので水性アクリルコーティングは、犬や猫など爪があるのペットを飼っているなどフローリングに傷が付く可能性が高いご家庭などには向かないフロアコーティングです。
ここでは水性アクリルコーティングを施工するメリットとデメリットについて解説します。
水性アクリルコーティングのメリット
- ワックスがけが2年ほどいらなくなって楽
- 艶を再現する効果が高いので、施工したらキレイなフローリングになる
- 剥離することが容易なため、やりかえ、また他のフロアコーティングへの移行が可能
- とにかく他のフロアコーティングに比べ、安い
たくさんの費用はかけられないけれどフローリングをワックスがけするのは辛い、それなりに美しく保ちたい、という方に向いているフロアコーティングです。
低価格ですので、お試しでやってみるにもよいですね。
水性アクリルコーティングのデメリット








他のフロアコーティングに比べて安価で気軽に施工することができる「 水性アクリルコーティング 」ですが、それだけにデメリットも存在しています。それは以下のようなものがあります。
- 1年~2年と、他のフロアコーティングに比べて極端に耐久性が低い
- 摩擦には耐えるが、硬度が低いため、キズのリスクが高い
- 耐水性が低いため、水拭きや洗剤での掃除ができない
- 耐薬品性も低く、ペットの粗相などによって劣化してしまう
上記のようなデメリットから、小さなお子さんや高齢者のいるご家庭、ペットがいるご家庭では、あまり高い効果が期待できません。
また美しさをずっと保とうと思うと1年から2年ごとにやりかえていく必要があるため結局10年、20年経ったら他のフロアコーティングとトータルで使った金額が高くなってしまう場合もあるみたいですよ。
どんなお部屋にしたいのか想像してみながら、自分のライフスタイルに合わせて、ぴったりのフロアコーティングを選んで行きましょう!
水性アクリルコーティングまとめ
●水性アクリルコーティングを施工するメリット
- 価格が安い:容易に施工できるため
- 再施工できる:日常生活でとれてしまうから
- ツヤ出し効果が高い:素材の艶を引き揚げます
●水性アクリルコーティングを施工するデメリット
- 耐用年数が短い:1年ほどの耐久性しかありません
- 被膜が薄い:薄い被膜で艶を出します
水性アクリルコーティングは水性アクリル樹脂を使ったコーティング法です。
床のマニキュアとも呼ばれる「ワックスの長持ち版」なので耐久性は1.2年ほどです。
低価格で施工ができるのでワックスをお休みをして艶を出したいという方にはオススメです。
耐水性が低いので早めの拭き取りを心がけましょう。
※WAXの材質/成分
・合成樹脂(アクリル樹脂)、有機溶剤、水
・液性:中性
それぞれの価格や特徴を紹介しています。

