「ガラスコーティング」っと聞くと、車のコーティングを連想したり艶や光沢がある雰囲気でしょうか。
ほどよい艶はもちろん、硬度が高く水や薬品にも強いので、赤ちゃん・ペットのいる家庭には特におすすめします。
耐久性が高く20〜30年劣化しないのが特徴です。
剥離ができないので、環境や予算と合わせてじっくり検討しましょう。
ガラスコーティングの価格と塗装・技術をこちらで紹介します。
サッと分かる目次
「ガラスコーティング」とは、どんなコーティング?
特徴・塗料・技術
●ガラスコートの特徴
- 無機質の材料のため安全で、赤ちゃん・ペットのいる家庭におすすめ
- 硬度が高く傷が付きにくい
- 耐久性が高く20年保証の会社もある
- ガラス被膜があるので床に傷がつきにくい
「ガラスコーティング」とは最新技術の「ナノコンポジット」を採用したフロアコーティングのこと。
「無機質コーティング」と呼ばれ安全性が高いことから、子供・高齢者やペットがいる家庭に支持されています。
ガラスコートは硬度が9Hとその他種類に比べ高い硬さを持っています。
硬度が高いため、被膜層を薄くしても十分な保護力をたもち、艶のある光沢を持った仕上がりを実現しています。
※「フロアコーティングの硬度(~H)」は、引っかき硬度試験により硬度を計測しています。
ガラスコートは紫外線を防げる(UVカット)!
車のUVカットガラスをイメージして!
フローリンクの傷は気にしても、日焼けを気にする人って意外に少ないものです。
フロアコートの中でも紫外線対策が出来ているのはガラスコートだけ。
「UVカットが出来るコーティング」は、紫外線防止剤が含まれており、太陽光からの紫外線を防ぎます。
ガラスコートを選ぶ理由の一つとして、紫外線によるダメージ対策として、他素材では得られない効果があります。
ガラスコートは摩擦やキズだけではなく、紫外線からの劣化や変色乾燥の対策にも効果的です。
※100%防げる訳では無いので、窓ガラスにするカーテンやUVカットフィルムの「日焼け対策」をするのが効果的です。
ガラスコーティングの【メリット・デメリット】
メリット
有害物質が含まれていないからペットや赤ちゃんがいる家庭におすすめ!
高い安全性
ガラスコートは無機質素材なので有害物質が含まれません。改正建築基準法で定められている基準のホルムアルデヒド放散等級は最高ランクF☆☆☆☆の素材を利用するので、安心感が高いフロアコーティングといえます。(※施工業者に問い合わせてください)
フロアコーティングのなかで、最も硬度が高い!
ガラスコーティングは、フロアコーティングのなかで最も硬い素材で、キズが付きにくく、長い耐久性が得られます。
UVカット効果が高く劣化しにくい
ガラスコーティングの場合、紫外線を遮断する「紫外線防止剤」が添加でき、フローリングの劣化を防いでくれます。
クッションフロアにも施工できる
ガラスコートの膜はとても薄く、クッションフロアにも施工できます。クッションフロアはポリ塩化ビニールでできているため密着性が良くとても相性が良い素材です。
最新の「ハードコーティング技術」!光沢や艶も思いのまま
「ナノコンポジット技術」を採用した最新鋭のフロアコーティング方法で、その風合いもさまざまに施工ができます。
キラキラと光沢のあるものが好みならそのように、また艶を少なくしてフローリングそのものの風合いを生かしたい、という場合はそういった施工が可能です。
デメリット
熱に少し弱い
ガラスコ素材は熱に弱い特性があります。
キッチン付近などの場合、料理の油が飛んでしまった時など、コーティングが溶けて、跡が残ってしまうことがあります。
とはいえ床暖房の熱程度ならば十分な耐熱性があるので、心配はいりません。
(参考:日清-天ぷらの油の温度は170~190℃)
酸素を通さないので、フローリング材によっては呼吸できない
ガラスコーティングで覆ってしまうと、フローリングの木そのものが呼吸できなくなってしまい、部屋の吸湿発散性が下がってしまいます。
しかし、完全にコートしている分防水性に富んだ床になり、床の保護という面ではとても優秀なのです。
※フロアコートをすることで得られるの「【メリット・デメリット】」についてはこちらで紹介しています。(掃除・日常コストについて紹介しています。)
「ガラスコーティング」の価格をチェック!
といってもUVコートと同じくらいだけどね!
業者によっても違いはありますが、「ガラスコーティング」の価格は他のコーティングに比べると高めで、「UVコート」に比べるとやや安いか同程度と言えます。
紫外線によるフローリングの劣化が気になる場合には、UVカット効果が高い「ガラスコーティング」がおすすめです。
●コーティングの種類による価格相場
1㎡ | 3LDK床面積 75㎡ | 1戸建て床面積 135㎡ | |
---|---|---|---|
UV | 4500円~5000円 | 337,500円~375,000円 | 307,500円~675,000円 |
ガラスコーティング | 3500円~5000円 | 262,500円~375,000円 | 472,500円~675,000円 |
シリコンコーティング | 3000円 | 225,000円 | 405,000円 |
ウレタンコーティング | 2000円 | 187,500円 | 270,000円 |
水生ウレタンコーティング | 1500円 | 112,500円 | 202,500円 |
水生アクリルコーティング | 1000円 | 75,000円 | 135,000円 |
●ガラスコートは高いの? ガラスコートは他商品に比べ高額ですが、防汚力・耐久性が高いので、「全然傷がつかない!思い切ってやってよかった」、「将来的なコストを考えればおトク」というように、実際に施工した人から高評価を得ています。
- 私が実際に取得した 【5社の見積もり】 を公開しています。
- 見積もりが欲しい方はこちら(※実物サンプルももらえます。)
ガラスコートの寿命・耐久性
「フロアコーティング」のなかでも硬度が極めて高いため、擦れやキズなどにも強く、ガラス素材自体は劣化しません。
その耐久性の高さから、業者によっては20年保証をつけているところもあるのが「ガラスコーティング」です。
フローリングの張替えが一般的に10年から15年ほどなので、一般的なフローリングの寿命よりもガラスコーティングの方が長寿命です。
最近の商品では「ナノコンポジット方式」で施工される商品は、紫外線からもフローリングを守ってくれます。
紫外線によってフローリングが乾燥したりひび割れを防いでくれるので床の寿命も長くなります。
種類 | 耐久性 | 耐水性 | 耐熱性 | 費用 |
---|---|---|---|---|
UVコート | ◎20年以上 | ◎ | ◎ | 高 |
ガラスコート | ○15年以上 | ◎ | ◎ | 高 |
シリコンコート | ○10年以上 | ◎ | ◎ | 低 |
ウレタンコト | △5~10年 | ○ | × | 低 |
ガラスコーティングのひび割れと補修
「フロアコーティング」の「ガラスコーティング」について不安に感じる方の質問に一番多いのは「割れたりしないのか」ということです。
ガラスと言うイメージから、「割れてしまうことがあるのでは…」と心配する人がいますが、物を落としてパリンと割れてしまうことはありません。
完全なガラスではなく、ガラス素材の塗料を利用するので、簡単にひび割れすることもないので安心です。
しかし、コーティング剤の塗りすぎなどで、仕上がり後に「ひび割れ」が出来てしまうことが有ります。
割れたという人は業者の施工ミスであるため「保証の対象」になります。
※ガラスコートは剥離ができず全面塗直しはできませんが、部分補修は可能ですので、その際は業者に相談してみましょう。
フロアコートは入居前に!
新築や入居まえだと割引になるケースもあるので、入居まえに検討している方はよく調べてから施工会社を決めるといいですね。
フロアコートは家具などのない入居まえ新築時に、やっておくことが一番おすすめですが、かなり劣化がすすんでしまった床でも保護効果を発揮し、艶を摂る戻し、きれいな状態になります。
中古物件や見直しを検討されてる方でも効果は期待できます。
植木鉢の下など、表面がカサつきひび割れてしまってあまりに状態が悪い場合は手遅れのことが多く、液剤が床内部に染みこみます。この場合はできないこともあるのでよく業者に相談してからがいいですよね。
ガラスコーティングの気をつけたい洗剤
ガラスコーティングは、硬度が高く傷がつきにくいのが印象的です。
乾拭きはもちろん水拭きも可能ですが、漂白剤(塩素系洗剤)にはとても弱く、こぼすと塗膜が溶けてしまいます。漂白剤を使用するときは気をつけて使いましょう。油汚れには、アルカリ性洗剤を雑巾に擦り付けて落とすときれいにとれます。
UVコーティングのQ&A、よくある質問と答え
Q.「ガラスコーティング」ってどんな素材?
A.無機系の液体ガラスを主体としたコーティング剤です
「ガラスコーティング」には、無機系の液体ガラスを主体としたコーティング剤を使用します。
炭素を含む有害物質が含まれていないため、お子様やアレルギー体質の人、ペットのいる家庭にも安心です。
Q.「ガラスコーティング」はDIYできるの?
A.おすすめできません。
フロアコーティングの施工費用を少しでも安くしたい場合に考えるのは、「自分で出来ないか?」ということでしょう。
結論から言うと、ガラスコーティングをDIYでやるのは決して不可能ではありません。
ガラスコーティングは、UVコートの施工に使う「UV照射器」のような特殊な機械を使わないので、コーティング剤とフロアモップさえあれば施工は可能です。
しかし、気を付けていても、素人ではコーティング剤の「塗りムラ」が多くできてしまいます。
コーティング剤を厚塗りしてしまうとひび割れや剥離の原因となり、せっかくのメリットである「劣化しにくさ」や、「硬度の高さ」が失われてしまうのです。
ガラスコーティングのメリットを最大限に生かしたいのならば、やはりプロにお任せしましょう。
Q.ガラスコーティング」は劣化するの?
A.劣化するけど進行は物凄くゆっくりです。
フロアコーティングの施工費用を少しでも安くしたい場合に考えるのは、「自分で出来ないか?」ということでしょう。
「フロアコーティング」を施工する人のほとんどが、今のフローリングが美しく保てて、メンテナンスが楽になる、ということを目的にしていますよね。
でももし「フロアコーティング」そのものが劣化してしまうなら、せっかく施工しても、あんまり意味がないような気が…。
「フロアコーティング」のなかでも比較的高価な「ガラスコーティング」は、耐久性が優れているというけど、実際のところどうなのか?劣化しないものなのか?
こういった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
ガラスコーティングで失敗しないために【まとめ】
自分が重要なポイントって何かを忘れないでね!
「ガラスコーティング」は数ある「フロアコーティング」のなかでも、硬度、安全性、耐水性、耐薬品性など高性能なものです。
そういったことから、極めて劣化に強い「フロアコーティング」です。
「フロアコーティング」を施工せずに、フローリングをそのままにしていると、ワックスがけなどメンテナンスも大変ですし、さまざまな要因で、日常生活のなかで自然に劣化してしまいます。
一度施工しておくことで、日常のメンテナンスから長期的な保護までカバーしてくれるのが「ガラスコーティング」なんですね。
とはいえこの「ガラスコーティング」についても、さまざまな施工業者がいますので、しっかりと品質や保証についてもチェックしておきましょう。
そうすることで、安心して施工できます。
●メリット
- 【高い硬度】
→傷付きにくい・保証期間が長い - 【自然な艶】
→光沢が苦手な人におすすめ - 【耐薬品・防水性】
→ペットの尿なども染み込まない
●デメリット
- 【剥離できない】
→やり直しがきかない(※部分補修可能) - 【割れ】
→被膜を厚くできない
※【費用】施工するお値段相場は?(´・ω・`)check
※業者選びの前にサンプルをGET!
業者選びの前に様々な会社のサンプルを徹底的に集めてください。
まずは実物を見て触ることが重要。
同じUVコーティングでも、会社によって被膜の厚さや艶の仕上がりが違います。
※ 一括見積りを使うことで、効率的にサンプルが集められます。
→こちらから無料で貰えます。
▼私が取寄せた資料です▼


▼フロアコーティングの選び方をチェック!▼

▼フロアコートで失敗しないために▼

※無料・入力5分!複数社の見積もり比較が出来る!