フローリング用フロアコーティングを徹底解説
【フロアコーティングの教科書】では、フローリングを保護する「フロアコート」についてやさしく紹介します。
コーティングの素材には「ガラス」「シリコン」「ウレタン」「アクリル」の種類があり、その他にも紫外線硬化技術を使った「UVコート」から選べます。
種類によって価格差があり、自宅や店舗など施工する場所によっておすすめのタイプが違います。
(※こちらで目的にあわせた【おすすめタイプ】を紹介しています。)
失敗しないように、価格相場や選び方を分かりやすく解説しますね。
※予算の参考にしてください(´・ω・`)check
※18万円安くなった→ 我が家のフロアコート施工体験談はこちら
目的ごとに選ぶ
フローリングはWAX掛けなど、定期的にメンテナンスをする必要があります。
床保護の一つに、WAXが必要ないフロアコーティングがあり、多くの商品が発売されています。
コーティングをする前に、目的に合わせた素材や施工方法を選ぶ必要があります。
必要性 そもそもコーティングは必要なの?
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おすすめのフロアコート
●おすすめのタイプ | ●業者の選び方 |
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サッと分かる目次
フロアコーティングの料金見本
フロアコーティングの価格は、種類・施工面積によって変わり、耐久性が高いものほど価格も上がります。
1㎡ (単価) |
3LDK 床面積 |
1戸建て 床面積 |
|
---|---|---|---|
UV | 4500円 | 337,500円 | 607,500円 |
ガラスコーティング | 3500円 | 262,500円 | 472,500円 |
シリコンコーティング | 3000円 | 225,000円 | 405,000円 |
ウレタンコーティング | 2000円 | 187,500円 | 270,000円 |
水生ウレタンコーティング | 1500円 | 112,500円 | 202,500円 |
水生アクリルコーティング | 1000円 | 75,000円 | 135,000円 |
※予算価格について!
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施工する前の【基礎知識】
床は定期的なメンテナンスが必要!
フローリングはメンテナンスを怠ると、徐々に劣化します。
家具を動かした時や子供のおもちゃがなどが原因で、簡単にキズがついて「がっくりした。」という経験が誰にでも有るはずです。
水周りでは、マットを敷いても白濁や黒ずみになって剥がれてきた。
フローリングは、傷んだ部分から水分を吸収し、シミができ表面が剥がれてきます。
定期的なワックス掛けを怠ると、キズや汚れが取れなくなってしまうのです。
フロアコーティングとは?
フロアコーティングは、フローリングを汚れにくく美しい状態を保ってくれます。
フローリング表面に薄い被膜を形成することで、キズや汚れから守ることが出来ます。
コート剤には種類があり、耐久性や機能・外観の特徴など変わります。
UVコート | 紫外線で硬化する |
---|---|
ガラスコート | ガラス素材を利用 |
シリコンコート | 薄く滑らか |
ウレタンコート | 厚く柔らかい |
アクリルコート | 層が硬い |
また乾燥方法が2タイプあり、紫外線を当てることで硬化させる(UVコート)が人気です。
紫外線硬化 |
|
---|---|
自然乾燥 |
|
社名 | 種類 | 特徴 |
---|---|---|
グッドライフ | 光(UVコート)・松(シリコンコート)・竹(ガラスコート)・ナノ(水性コート) | フロアコート一筋でやってきた専門店。5種類の高品質なコーティングから選ぶことができます。 |
ジェブ | EPCOAT・EPCOAT‐M(イーピーコートマット)・イーピーウッドコート | フロアコートの専門業者で「EPCOAT」という自社製品を扱っていて耐久性も高くほどよい光沢。 |
エコプロコート | エコプロコート・エコプロコートゼロ | 創業20年以上の実績のある会社で、全国に150人以上の施工スタッフがいます。 |
ハードプロテクト | ハードプロテクト・パピーコート | 全国に営業者を構え、柔軟性のある傷つきにくい床を独自の会社で開発しています。 |
コーティングS-STYLE | ガラスプレミアムコート・UVフロアコート・シリコンフロアコート | コーティングの専門業者で、フロアコーティングの他にキッチンや水廻りコーティングなどあらゆるハウスコーティングを手掛けます。 |
FSSコート | UV-SCOAT・無機質ガラスコート・EPCOAT・G-COAT・N-COAT・水性アクアコート・優床・美ュ-ティ-フロア・守床 | 全国に展開していて新築物件から中古物件までコーティングを手掛ける会社。 |
フロアコーティングの【必要性】
そもそも、フロアコーティングって必要なのと疑問に思うかもしれません。
フロアコーティングは、傷防止の目的だけではないんですよ。
本当に必要あるの?
絶対に必要かと聞かれると、フロアコーティングは無くても問題ありません。
と言っても必要ない訳ではなく、施工する目的を明確にすると必要性が分かります。
車の汚れを弾く「ボディーコーティング」に例えると分かりやすい。
車のコーティングは、施工しなくても問題ありませんね。
しかし、ボディーコートをすることで汚れを弾くから、通常より輝きを維持出来きます。
汚れを気にしないなら不要ですが、美しい状態を維持したい人にとっては人気のあるオプションです。
車を綺麗な状態で維持したいからお金をかけるのは、持ち主の自己判断。
フロアコーティングも同じで、無くても良いが、有った方がメリットがあるというのが答えです。
(※コーティングするメリットはこちらで紹介しています。)
車 |
フローリング |
|||
---|---|---|---|---|
コーティングの有無 |
あり
|
なし
|
あり
|
なし
|
WAXの必要性 |
必要 |
不必要 |
必要 |
不必要 |
日頃の掃除 |
楽 |
普通 |
楽 |
普通 |
艶の維持 |
長持ち |
劣化する |
長持ち |
劣化する |
傷耐性 |
強い |
弱い |
強い |
弱い |
費用 |
高額 |
WAX費用 |
高額 |
WAX費用 |
資産価値 |
上がる |
普通 |
上がる |
普通 |
満足度 |
高い |
普通 |
高い |
普通 |
【床にする目的】キズ対策と掃除の利便性
施工する目的で多いのが「キズ対策」と「掃除が楽になる」ことの2つ。
フロアコートは、施設や病院、ホテルや商業施設・ショールームなどでは当たり前のように使われていましたが、近年では個人宅に施工する家も増えています。
マイホームの床を綺麗な状態で保ち、定期的なワックスがけから解放されることのメリットは長く住む家だからこそ。
施工するタイミングは、リフォーム時や新築時 のフローリングが真新しい状態で施工するのが効果的ですが、築10年以上経過した家にすることで劇的な蘇りも期待できます。
日々の掃除が楽になるのと同時に、フローリングの傷や劣化から守る、保護・予防のために施工する人が増えています!
「マンション」「一戸建て」でも、特に「新築マイホーム」購入時におすすめしたい満足度の高い事の一つです!
入居後にすることも可能ですが、家具の移動の手間やキズの予防を目的として考えると入居前に施工するのが効果的です。
メリットとデメリットは?
床の傷防止と輝きを手に入れることはもちろん、日常のメンテナンスも楽になります。
施工することでワックスが必要なくなり、汚れも落ちやすくなるので掃除もらくちんです。
フローリングのワックスは2・3ヶ月に1度は掛け直す必要があり、メンテナンスを怠ると途端にツヤは無くなります。
また、10年以上経過した家の場合、リフォームの代わりに床の蘇り処置としてコーティングをする効果もあります。
フローリングは「フロアコーティング」をすることで、20年以上もの間美しい状態をキープします。
メリットは?
- キズがつきにくい
- フローリングに艶と輝きがでる
- 掃除がかんたん、日々のメンテナンスが楽になる
- 美しい状態を長く保つことができる
- 長期的にみて安上がり(フローリングの寿命がのびる)
デメリットはあるのか?
- それなりの費用が発生する
- 傷に対して万能ではない
- 艶光沢に好みがある
- 木の自然な風合いが薄れる
- 業者選びが難しい
【ワックス】と【コーティング】どちらがいいの?
ワックスとコーティングどちらが良いのかというと断然コーティングで、20年以上もお手入れが楽になり長期的にコストも安上がりです。
一般のフローリングは定期的にワックスをかけなければならず、家の床全体にかけると半日がかりです。
そんなワックスの手間と時間と費用(ワックスもタダではない)が必要なくなるのですから、フローリングにコーティングを施すメリットはかなり大きいですよね!
フロアコーティングをすることで日常のメンテナンスずいぶん簡単になります。
フロアコート | 1度の施工で20年 | 対キズアリ | 艶あり |
---|---|---|---|
ワックス | 2か月に1度塗り直し | 対キズなし | 艶あり |
フローリングを保護することで耐久性もあがり、長期的にローコストにつながります。
施工の効果
汚れが付かないことにはメリットが沢山あります。
フロアコーティングには様々なタイプがあり、ニーズにあわせた効果の高いものをチョイスする必要があります。
具体的なフロアコーティングの効果は、以下のようなものがあります。
●フロアコーティングの効果
- フローリングの腐食、キズを防ぐ
- UVカットの効果があり、劣化を防ぐ
- 保護膜が、防水効果、耐火(ガラスコート)などが期待できる
- 艶がでるので美しさが増す
- ワックスがけから解放され、メンテナンスが楽になる
- 長期目線でコストがかからない
実際にフロアコーティングをしてある家は、明らかに一般のフローリングよりも美しい床を維持しています。友人も我が家を見て、自分の家もやってみたい!とリフォームの時に施工していました。
自分の家のフローリングしか見ていないと、効果や必要性がよく分からない・・・。という人もいますが、比較してみると歴然です。
最近のフロアコーティングは機能性が高いものが多く
- 「赤ちゃん・子供がいる」
- 「ペットがいる」
- 「日差し・日焼け対策」
など、ニーズによって商品を選択する事が出来ます。
フロアコーティングの効果は、早い段階で施工するほど美しい状態を保護します。
【DIY】で安く出来ないのか?
業者に頼むのは高いので「自分で安く施工できないのか?」一度は考えると思います。
しかし、素人ができる程かんたんではなく、 仕上がりを考えるとDIYはおすすめできません。
キレイに保つためにもかかわらず、仕上がりが汚くなってしまったらがっかりしませんか?
耐久性のあるコーティングは剥がせないので、自分でやった仕上がりが何年も残ります。
時々「水性のコート剤」なら剥がせると見受けますが、それはWAXをコート剤として売っている悪質な物です。
また専門業者ならではの「長期の保証」である、傷の無料修復は大きなメリットです。
※それでもDIYに興味のある方は、施工するための手順や材料について「DIY!自分でコーティング」で紹介しています。
【種類】ごとの特徴・価格の目安
「フロアコーティング」にはさまざまな商品があり、素材によってコストも「耐久性」も違います。
ここからは「フロアコーティング」の各種類を詳しく解説します。
●フロアコーティング」の種類
※UVコートとガラスコートが二強
定番のコーティングはどれ?と聞かれたら「UVコート」と「ガラスコート」と答えます。この二強は、知名度、購入者数、各社の取り扱いの殆どの会社の主力となっています。
耐久性を望む人はUVコート。自然な艶を求める場合ガラスコートを選ぶといいです。もし迷うようならば、「種類の比較と選び方~おすすめのタイプ」を読んでみてください。
※一般住宅は「UVコート」か「ガラスコート」のどちらかを選ぶので間違いありません。
そこで、種類ごとの「特徴」「耐久性」「コスト」についてまとめました!
UVコーティング
「UVコーティング」 は、フロアコーティングのなかでも最も耐久性があります。
耐久性の高い理由はコート剤を乾燥ではなくUV(紫外線)を当てることで硬化させているのが特徴です。
●UVコートの特徴【まとめ】
- 硬度・耐久性が1番
- 価格も1番高い
- 長期目線でコスパは最高
被膜の硬度 | 7H |
---|---|
被膜の厚み | 40ミクロン |
耐用年数 | 20~30年 |
1㎡あたりの料金 | 4500~5000円 |
ガラスコーティング
ガラスコーティングの一番の特徴は、無機質の材料を使っており、赤ちゃんやペットが舐めても安心です。
塗膜が薄くフローリング本来の風合いが残った自然な仕上がりが得られます。
●ガラスコートの特徴【まとめ】
- 無機質の材料のため安全で、赤ちゃん・ペットのいる家庭におすすめ
- 塗膜が薄いため仕上がりが自然
- 硬度・耐久性も高い
被膜の硬度 | 7H~9H |
---|---|
被膜の厚み | 5ミクロン |
耐用年数 | 15~25年 |
1㎡あたりの料金 | 3500~5000円 |
シリコンコーティング
シリコンコーティングの特徴は、樹脂で出来ている点です。
シリコン樹脂は水は通さず空気を通すので、フローリングの通気性を保つことができ、フローリング材に優しい仕上がりが可能です。
●シリコンコーティングの特徴【まとめ】
- 通気性を保ツことができフローリング材に優しい
- 柔軟性のある素材のため滑りにくい
- 価格が手ごろ
被膜の硬度 | 3H~5H |
---|---|
被膜の厚み | 30ミクロン |
耐用年数 | 10~15年 |
1㎡あたりの料金 | 3000円 |
ウレタンコーティング
ウレタンコーティングの特徴は、安価で手軽に施工できることです。
摩擦にも強く最も早いお段階でフローリングの保護に使われた素材でもあります。
とは言っても現在では主力製品とは言えず一昔前のタイプと言っていいでしょう。
●ウレタンコーティングの特徴【まとめ】
- 安く施工ができる
- 摩擦に強い(と言っても他が悪いわけではない)
- 一昔前のタイプのため、あまりお勧めとは言えない
被膜の硬度 | 3H |
---|---|
被膜の厚み | 30ミクロン |
耐用年数 | 5~10年 |
1㎡あたりの料金 | 2000円 |
アクリルコーティング
アクリルコーティングはマニュキアとも呼ばれ、一般的に広く使われているワックス剤はアクリル製です。
コーティング剤に関しては、剥離をするのが容易なのが特徴です。
耐久性などはあまり強いとは言えず床の艶出し目的に使用することが殆どです。
●アクリルコーティングの特徴【まとめ】
- 剥離ができるコーティング
- 安く施工ができる
- 水や洗剤に弱い水拭きをおすすめしない
- 保護と言うよりも艶出しに向いている
- DIYなど素人にも向いている施工法
被膜の硬度 | 1H |
---|---|
被膜の厚み | 30ミクロン |
耐用年数 | 1~2年 |
1㎡あたりの料金 | 1000円 |
▼フロアコーティングの選び方を見てみましょう!▼
業者選びどうしたら良いの?
コーティングの業者選びは、技術が仕上がりに影響するためもっとも重要です。
フローリングのコーティングを任せる業者選びはどうしたら良いと思いますか?
施工は業者の経験値がものを言います。経験がある業者はこちらの状況に合わせて的確なアドバイスをくれます。
「逆に商品を売りたいんだ!」そんな営業マンの本音が出てしまっている業者は、冷静に見極める必要があるでしょう。
相手も仕事ですが、ちゃんとユーザの為を思ってくれている会社に巡り合いたいですね。
※業者選びに迷ったら「業者の選び方!【こう言った業者を選べ】」で依頼してはいけない業者について紹介しています。
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