フローリングを長く美しく保てるのがフロアコーティングだと思いますが、フロアコーティングを施工することでのメリットやデメリットはあります。
フロアコーティングは高額だけど、どんなメリットがあるのかよく分かりませんよね?
費用をつぎ込むのなら、メリットもデメリットもしっかりと理解しておきたいですよね。
施工後の床は、未施工の床に比べると見た目も日々の掃除も全く違うことが生活していくとよくわかります。
なにより数年後、床がまだきれいな状態にあることです。ワックスも不要で、耐水性もあり耐久性もあるので傷もつきにくく劣化がゆっくりです。
ただ初期費用はかさむのこと、剥離が難しいのでじっくり検討することが大切です。ここでは知っておきたいフロアコーティングのよいところ・悪いところを紹介します。
フロアコーティングを施工するメリット
フロアコートは、 何よりも床を保護する事 が一番ですね!他にはどの様なメリットがあるのでしょう。
フロアコーティングするとこんなメリットがある!
- 耐久性が高いので長くきれいな状態を保てる。
- 耐水性、耐薬品性に優れているので水周りに適している。
- スリップ防止でお子さんやペット、高齢者も安心。
- 光沢が居心地のよい空間に。
- 初期投資がコスト削減に!
フロアコーティングは耐久性が高い!
コーティング剤で保護しているので耐久性が高くキズもつきにくいため美しさを長期にわたって保つことができる。
フローロングそのままより寿命が長くきれいな状態を保つことができます。
フロアコーティングは耐水性、耐薬品性に優れている!
耐水性、耐薬品性に優れており、油や薬品で剥がれる心配はなく、さっと水拭きで簡単に済みます。
年数回のワックスの必要もなくお掃除や毎日のメンテナンスが楽チンで時短になります。働いている主婦にはうれしいですね。
キッチン、洗面所、トイレなど油汚れ、水汚れの気になるとこにコーティングするとノンストレスで暮らせます。
フロアコーティングを施工すればスリップ防止で安全に暮らせる!
光沢があり滑りそうにみえますがそのままのフローリングより、滑りにくくなるため、転倒防止になり小さいお子さんやペット高齢者も安全に暮らせます。
滑りやすい場所、危険なところに部分的に、廊下や階段にコーティングしてもいいですね。
コーティングの光沢で室内が明るくなる!
床面に光沢があるので、部屋が明るくみえ品があるようにみえるのも特徴のひとつですね。
はじめて目にされた方は「明るいなぁ!」という印象を受けると思います。雰囲気がかわるので家族も心地よく生活していけそうですよね。
フロアコーティングを施工すれば長い目で見ればコスト削減になる?
最初にコストがかかるのは決断しがたいポイントですが、それでも張り替えやワックス代が必要ないと考えると長い目で見たらフロアコーティングの方が低コストなのかもしれません。
やはり簡単なお掃除でノンワックスな生活できるのはうれしいポイントですよね。
フロアコーティングを施工すればフローリングの艶が長期間保てる
新築物件であれば家具が全く入っていない状態に施工するのがベストですから、ハウスメーカーの営業さんと施工する時期を調整する必要があります。
入居時の傷一つ無い壁や床はとても気持ちが良く、傷がつかないように細心の注意をして生活しますよね。
ところがどんなに注意を払っていても、特に床はあっという間に擦り傷やくぼみなどの傷がついてしまいます。
私の場合は、大手ハウスメーカーの注文住宅で新築することになりましたが、このハウスメーカー自体はフロアコーティングをオプション等で施工していなかったので、専門的に行っている業者さんに依頼することになりました。
当初困ったのは、ハウスメーカーの営業さんに施工したいと伝えたところ、床材の板に施しているコーティングの上に新たにコーティングをすることになるので、メーカーの保証が出来ないといわれてしまったことです。
この点については業者さんが、万一不具合等があれば保証してくれるということで解決に至りました。
ハウスメーカーによってはフロアコーティングを喜ばないところもあるので注意が必要です。よく確認しましょう。
フロアコーティングは長期的に見れば維持コストが削減出来る
施工にかかる費用
フロアコーティングの光沢感
施工することによって好き嫌いが分かれてしまうのが、床面に出る光沢感です。コーティングをすると床面がワックスをかけたように照りが出て、ピカピカと光ってとても綺麗になります。
木材の自然な感じが好きな方はまず、無垢のコーティングもあるのでフロアコーティングが実際に施工されている家屋の床の状態を自分自身の目でみてから施工するほうが好ましいといえます。
施工業者によって、ショールームを構えているところもあるので一度足を運んでみるのもいいですね。
コーティングにも様々な種類があるので、家に使っている床板との相性も考慮する必要があります。
私はインターネットを利用して同じハウスメーカーで建てた人のブログを参考にして、最も良く使用されているフロアコーティングの種類を選択しました。
大手のハウスメーカーの場合、ネット上に多数の情報交換のためのブログが開設されていて、フロアコーティングを施工している人も多数いるので参考にさせてもらうと施工した時に失敗することを防ぐことが出来ます。
施工後の感想は、確かに床の傷をしっかり防いでくれるので施工するメリットはとても大きいと思います。初期投資に費用がかかりますが十分費用を回収できるだけの効果はあります。
フロアコーティングにはどんなデメリットがあるの?
きれいなフローリングをいつまでも美しく保ってくれる「フロアコーティング」ですが、施工することに関してデメリットについてもあるのかないのか知っておくほうが賢明ですね。
ここでは「フロアコーティングのデメリット」について、紹介しますね!
●フロアコーティングするとこんなデメリットがある!
- 費用がかかる
- キズが目立った気がする
- 住居中の施工は、家具の移動がけっこう大変
- 再施工できないものがある
- 光沢が気になる
初期費用がそれなりにかかる
まず何と言っても、お金は絶対に必要ですよね。金銭的に余裕がない人からすれば、なんでわざわざ別途お金をかけてコーティングをするか、という人もいるかもしれませんね。
どうしてもきちんとしたフロアコーティングをするには、それなりの初期費用は発生するものです。これを良いとするか否とするか、個人差はあるでしょう。
キズが目立った気がする?!
キズがつきにくくするために施工する「フロアコーティング」ですが、意外にも多いデメリットの意見が「キズが目立って見えるようになった気がする」というご意見があります。
これは「コーティングにキズがついた」ということではなくて「元々フローリングについていたキズが目立って見えるようになった気がする」ということなのですね。
既に住んでいる家に施工すると家具の移動がけっこう大変
新築の段階で未入居で施工するなら全く問題ない話ですが「もう入居してしまっていて施工したい」と考えるようになった場合は暮らしながら施工することになります。
今ある家具などを「ひとつの部屋からどかして施工、また別の部屋にどかして施工・・・」かなり面倒な手間が発生します。
ただ、業者によっては家具移動もやってくれるところもあるので聞いてみましょう。
再施工できないものがある
フロアコーティングは耐用年数が種類によって違いがでてきます。
そういったことから耐用年数が経過した後、また施工したいと考える場合もありますが種類によっては再施工ができないものもあります。
フロアコーティングを選ぶ段階で「どういう方向性で家を保つのか?」を考えておく必要があるかもしれませんね。
コーティングの種類にもよりますが一度施工すると剥がすことが不可能の場合もあります。
「コーティング後途中で剥がしたい・・・」という場合はかなりの費用を要する場合もありますので一度業者と相談するといいですね。
光沢が気になるし臭いも気になる
明るい光沢がひとつのメリットですが「テカテカした感じが嫌だなぁ・・・」と苦手の方もいるのでサンプルや写真でよく下調べしておきましょう。
最近では自然素材の無垢のフローリングなども人気がありますね。
施工後コーティングの種類によりますが臭いが残る場合もあります。我慢ができない方にはコーティングはおすすめしません。
そのままのフローリングや自然素材の無垢などがいいですね。
信頼のできる業者選びをしないと酷いことになる!
フロアコーティングする際に重要なことのひとつに業者選びです。他と比較して「異常に価格が安い」とか「施工が早すぎる」とか「質問に答えてくれない」など反応の鈍い業者は避けましょう。
見積もりやサンプルをみせていただく段階でしっかりと判断することが大切ですね。
マンションにフロアコーティングを施工する場合のメリット・デメリットは?
マンションを購入したらコーティングして、ずっときれいなフローリングを保ちたい!と思っている方もいるかもしれませんね。
一戸建てとマンションとでは多少配慮しておかないといけないポイントもあるようです。
- 管理会社へ申請が必要
- シートフローリングに対応できない場合がある
管理会社にフロアコーティング工事を申請しなくてはならない
昨今一般的な分譲マンションの場合、管理組合や管理会社がしっかりしているため、ちょっとしたメンテナンスでも管理組合や管理会社の承諾を得ないといけないことが多くなっています。
うちのマンションの場合でも、ちょっとしたリフォーム工事をする場合でも、いちいち申請書を提出して、他の区分所有者に張りだして告知しないといけないのです。
フロアコーティングの場合も同様に管理組合や管理会社に承諾の手続きがあるか確認しましょう。
シートフローリングが増えているので要注意
最近の新しいマンションのフローリングはシートフローリングというのを採用するようになっているようです。
8割、9割のマンションのフローリングがシートフローリングタイプに変わってきているようですのでコーティングの相性や種類をしっかりと見極める必要があります。
シートフローリングの場合でも信頼できる業者なら適切なフロアコーティングを提案してくれるので安心です。
フロアコーティングのメリット・デメリットまとめ
●フロアコーティングを施工するメリット
- 日常のメンテが楽:WAX掛けが不要で掃除が楽になる
- 艶・光沢が増す:高級感あふれる床になります
- 傷やへこみを守る:フローリングを傷から守ります
- 耐防水性能:水を弾くのでペットのおしっこも吸い込まない
●フロアコーティングを施工するデメリット
- 剥離できない:やり直しがきかない(※部分補修可能)
- 費用がかかる:初期費用がそれなりに掛かる
- コーティングに傷が付く:床を守ってもコート面に傷が付くことがある
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