価格は高めですが、耐久性・仕上がり共に満足できます!
乾燥が容易で耐久性も高いことから人気があるUVコーティング。
フローリングのコーティングでは「UV硬化」というのを良く耳にするはずです。
「UVコーティング」は、紫外線(UV)をあてることで硬化する塗料を使用したもの。
DIYでは出来ないこともあり、価格も業者によって様々です。
ここでは特徴や価格などを他の種類と比較したました。
※【費用】施工するお値段相場は?(´・ω・`)check
サッと分かる目次
UVコーティングとはどんなコーティング?
紫外線で硬化させる方法のため、施工直後から最高硬度で仕上がります。
特徴・塗料・技術
●UVコートの特徴
-
- 硬度・耐久性が一番高い
- 耐久年数20~30年
- 価格が高額
- 長期目線でコスパは最高
- 速乾性があるので施工後すぐに入居可能
フローリングのコーティングと言ったら UVコート というほどにその特性が適しており、採用している会社が多くあります。 UVコーティングと呼ばれる理由は、「UV(紫外線)」にあたると硬化する塗料を利用している からです。
※画像引用:USIO
紫外線による硬化技術が実用化されたのは1970年代で、省エネ・省資源、公害にならないことを目的に開発されたのが「UV塗料」でした。
素材の元となる材料は「ウレタン素材」で、高い硬度と速乾性に優れている特徴があります。
UVコートの塗料は、紫外線照射から秒で硬化する為、埃やごみの付着に気を遣うフロアコートに最適な方法なのです。
その他の塗装例として、高級家具・ピアノ・ルアー・スマートフォンなどに使われている信頼性の高い技術なのです。
「グロス」と「つや消し」の違い
グロス(光沢)タイプ
一般的なUVコートがそれにあたります。
ツヤツヤな仕上がりで、フロアコーティングをしました!という仕上がりになります。
UVコートは、その他のコーティングと比べてもトップクラスに光沢があるのが特徴です。
マット(つや消し)タイプ
つや消しタイプの手法は、コーティング剤に不純物を混ぜマット感を出します。
この不純物が密着度を下げるため、あまりおすすめしていない業者もあります。
どうしても、フロアコーティングの艶・光沢感が気になる場合、仕上がりが自然なガラスコーティングという選択もあります。
UVコーティングの【メリット・デメリット】
●メリット
- 【高い耐久性】
→傷付きにくい・保証期間が長い - 【UV硬化でスピード乾燥】
→入居後の施工に向いている - 【耐薬品・防水性】
→ペットの尿なども染み込まない
●デメリット
- 【剥離できない】
→やり直しがきかない(※部分補修可能) - 【質感】
→木の質感を失う - 【高額】
→コーティングの中で一番高額
メリット
乾燥に時間が掛からないから、入室を急ぐ方にもおすすめです。
●耐久性が高い
紫外線による硬化による強い密着性で、フローリングとの吸着が強力です。
自然乾燥のコーティングに比べ剥がれる事もありません。
●施工・乾燥がスピーディ!
UV(紫外線)を照射することで瞬時に硬化するため、施工がスピーディに完了します。
UVコーティングは、入居を急ぐ方にもおすすめです。
●高級感の美しい仕上がり
他の樹脂に比べ光沢が高く、高級感のある美しい仕上がりが期待できます。
その美しさが人気でもあり、ピアノやスマートフォンにも使われています。
●耐薬品性がある
アクリルコートやWAXに比べ耐薬品性が高くアルコールや除光液、犬や猫の尿による剥離や変色が起こりません。
油性マジックなどが付いてしまったとしても、洗剤やアルコールを使って簡単に除去できます。
●メンテナンスが楽!ワックスも必要なし!
フローリングは、フローリング専用のワックスを定期的に行う必要がありました。
UVコーティングをすることで、WAXの必要性が無くなり、日常の掃除・メンテナンスが楽になります。
●抗菌、防汚、耐薬品性など高い耐久性を誇る!
UVコーティングは硬度も高いため、キズ・汚れがつきにくくなります。
耐久性は20年などといわれており、密度が高い塗膜によってカビも防ぎます。
油がついてしまっても、洗剤を使って簡単に落とすことが出来るため、長期間美しさを保てます。
●フローリングが滑リにくくなる!
UVコーティングすると、素のフローリングより滑りにくくなります。
高齢者やお子様、犬などとの暮らしをより安全なものにしてくれます。
●安全性が高く環境にも優しい!
UVコーティングは、硬化後に有機溶剤を放出しないので、化学的なニオイもありません。
逆にフローリングに使うワックスは、有害物質が大気中に放出されると指摘があります。
デメリット
UVコートによる床へのデメリットについて検証します。!
UVコートのデメリット
- 剥離ができない
- 木の質感が損なわれる
- 価格が高い
●剥離ができない
UVコートはフローリング面にガチガチに吸着しています。そのため一度施工してしまうと剥離出来ません。
もしコーティングをやめたいとなった場合、フロ-リングの張替しかありません。
(※部分的な剥がれによる修復・再塗装は可能です。)
●木の質感が損なわれる
厚い被膜を成形するため、フローリングにある木の質感が損なわれます。
施工後にイメージと違ったという失敗を防ぐためにも、重視したいのは「フローリングの木の質感」なのか、それとも「フローリングに傷がつかないこと」なのか、施工前に考えてみましょう。
また無垢のフローリングには、被膜が薄いガラスコーティングを選ぶことで、フローリングの味わいを残せます。
UVコーティングの価格
UVコートはコーティング剤を塗った後、紫外線照射器という特殊な機械を使って紫外線を当てる工程が必要なので、自力での施工はほぼ不可能といえます。
そのため施工業者に依頼することが前提となり、施工費用が高額となってしまいます。
価格はある程度差はありますが、床をコーティングする中では一番高額です。
1㎡ (単価) |
3LDK床面積 75㎡ |
1戸建て床面積 135㎡ |
|
---|---|---|---|
UVコーティング | 4500円 | 337,500円 | 607,500円 |
ガラスコーティング | 3500円 | 262,500円 | 472,500円 |
シリコンコーティング | 3000円 | 225,000円 | 405,000円 |
ウレタンコーティング | 2000円 | 187,500円 | 270,000円 |
水生ウレタンコーティング | 1500円 | 112,500円 | 202,500円 |
水生アクリルコーティング | 1000円 | 75,000円 | 135,000円 |
●UVコートは高いの? UVコートは他商品に比べ高額ですが、防汚力・耐久性が高いので、「全然傷がつかない!思い切ってやってよかった」、「将来的なコストを考えればおトク」というように、実際に施工した人から高評価を得ています。
- 私が実際に取得した 【5社の見積もり】 を公開しています。
- 見積もりが欲しい方はこちら(※実物サンプルももらえます。)
おすすめの施工場所
できれば全面フロアコートしたいのですが、予算的にも厳しい・・という方にはまず優先的にやっておくとおすすめな施工場所を紹介します。
毎日使う水周りをやっておくと日々のお掃除がとてもラクちんですね。
おすすめ施工場所
- ダイニング
- キッチン
- 洗面所
- トイレ
ダイニング
家族が集まり、生活する場所はやはり汚れていくもの。そうなるとお掃除はラクな方がいいですよね。また、長くいるならば清潔で快適な場所でくつろぎたいですよね。毎日長い時間を過ごし、最も人が集まる場所をフロアコートしておくのはおすすめですね。
キッチン
どうしても汚れてくるのは、水周りのキッチン。油や洗い物、食べこぼしの汚れを拭き取るのに毎日水拭きをしていると、さすがに床は劣化し、剥がれてきたり傷がついたり・・ということもありますよね。この劣化を防ぐのに最も効果的なのが、「UVコート」なんです。フロアコーティングの被膜には高い「耐水性、耐薬品性」が備わっているので、水をはじきます。水拭きをしても床を傷めずに清潔な床を維持できます。共働きで掃除の時間がないというお宅にも、さっと拭き取りだけですむのでラクですね。
洗面所・トイレ
キッチン同様に水周りの汚れは気になるところですよね。
「UVコート」は耐水性に優れているので、水をはじき多少こぼしても染みになり残ることはありません。臭いも残らないので、清潔さを保てます。お掃除の際に、洗剤が床に飛び散っても、「耐薬品性」があるので艶が剥れてしまうこともないので安心して掃除ができます。狭い空間ですが、水周りをフロアコートしておくてストレスフルな日々をおくれそうですね。
UVコーティングのお掃除方法
UVコーティングは、キッチンや洗面所などの水回りからリビングまで様々な部屋で施工されます。UVコーティングの日々のメンテナンス法を覚えておくと、日常でも無駄なお掃除は省けます。
UVコーティング施工後は、掃除機や乾拭き(クイックルワイパーなど)で十分です。食べこぼしや水分のこぼれは、そのままにしないでさっと水拭きで拭き取ることが大切。耐水性はありますが、長くそのままにしておくと劣化の進みに影響します。キッチンの油汚れが気になる時は、水拭きにアルカリ洗剤を少し垂らし拭き取りましょう。
「劣化」「ひび割れ」「補修」について
UVコートは劣化するの?
耐用年数が切れる頃にはリフォームの時期が来るだろうしね!
フローリングを美しく保ち、日々の掃除が楽になる「フロアコーティング」。
どの商品も見ても、耐用年数が書かれているのが気になります。
ということは、「フロアコーティング」を施しても劣化するってことなのか心配になりますよね。
ここでは「フロアコーティング」の劣化についての疑問に答えます!
Q.太陽の紫外線からの劣化は防げない?
A.床の劣化は防げますが、色褪せからは防げません。
ここで注意したいのは、フローリングが日焼けしてしまっているのか、コーティングが劣化し変色してしまっている蚊の違いです。UVコートは紫外線硬化技術により成分が安定しているので、変色には強いのです。
そのため、コーティングが変色を起こすというよりも層の下のフローリングが日焼けを起こしてしまう事の方が多いのです。
対策としてはフローリングに何かを施すよりも、窓にカーテンやUVカットフィルムなどの対策が効果的です。
Q.もし変色やひび割れを起こしてしまったら?
A.施工会社に依頼するか、フローリングの張替えです。
どのような変化かというと、黄変など元の色合いと異なってくるといったもの。
硬度が比較的高いため、場合によってはひび割れを起こすこともあります。
コーティングをした部分がこのような症状が起こってしまったら、「UVコーティング」の場合はどうすればいいのでしょうか。
「UVコーティング」はその性質上剥離が難しいため、施工業によっては部分補修をする、あるいは全体的にフローリングそのものから張り替えてしまう、という対策になります。
一般的にはフローリングは10~15年ほどで張り替えるものですので、そのタイミングでリフォームする場合もあります。
そういったことから、フローリングの耐用年数とリフォームの時期、また「フロアコーティング」のタイミングや耐久性、劣化の度合いなどを考慮しておきましょう。
これらの劣化は極端な例であり、遮光カーテンを使うなど、紫外線対策をあらかじめしておくことで、問題が起こらないように出来ます。
※日常生活では気にする必要なし フロアコートをして日常生活で注意したいのは、刃物の落下や、重いものが一点に集中してしまう事は避けましょう。
ハサミを落として、刃先が被膜に突き刺さってしまえば、いくら強固のUVコートでも防ぎきれません。
そういった状況以外は、施工して数年でヒビ割れや劣化を心配する必要はありません。※UVコートは剥離ができず全面を塗り直すことはできませんが、部分補修は可能です。
UVコーティングとガラスコーティングの比較
UVコート | ガラスコート | |
---|---|---|
乾燥方法 | UV硬化 | 自然乾燥 |
耐久性・保証 | 20年 | 30年 |
表面硬度 | 5H | 7H |
耐水性 | 強い | 強い |
耐薬品性 | 強い | とても強い |
剥離・塗り直し | 不可 | 不可 |
部分補修 | 可能 | 可能 |
費用 | 高額 | やや高額 |
性質 | 有機物 | 無機物 |
安全性と臭い
様々な口コミをみると「UVコーティングは臭いが気になる…」という声があります。
臭いの原因は、うすめ液として使われる「有機溶剤(樹脂用シンナー)」で、施工後2・3日で臭いは消えてしまいます。
溶剤は、樹脂塗料の溶解(希釈)に使用するもので、溶剤自体は揮発して塗膜に残りません。
施工作業では、塗料を塗りやすい粘度に調整し、表面の仕上がりをよくする必要があるため使用されます。
硬化後の有害物質の残留試験は、最も高評価である「F☆☆☆☆」ですので、臭いの元である溶剤成分は残らず、硬化後に新たに臭いの元である「VOC(揮発性有機化合物)」が発生することもありません。
※F☆☆☆☆(Fフォースター)ホルムアルデヒド等級の最上位規格(安全性)を示すJIS製品マークです。
※健康面が気になる方はメーカーの説明をお読みください「株式会社THエンゼル」
UVコーティング【Q&A】
Q.UV塗料はどんな素材を塗っているの?
A.ウレタンをベースとした紫外線硬化樹脂です。
UVコートに使われている原料は「ウレタン塗料」がベースとなっており、紫外線硬化素材を配合したものが使われます。
Q.UV塗料はどのように硬化していくの?
A.紫外線を当てると瞬間硬化します。
UV硬化塗料に、UV(紫外線)を当てる事で、塗料に配合されている「光重合開始剤」が紫外線を吸収し、「ラジカル」に変化します。この「ラジカル」が塗料のなかの「モノマー」「オリゴマー」というものに働きかけることで、「ラジカル重合」という反応を起こし、液状だった塗料が固形になっていくのです。UVコーティングが瞬時に硬化していくのは、温度や乾燥に影響されず、UV塗料の「ラジカル重合」がごく短い時間に進むからなのです。
Q.UV(紫外線)って太陽と同じ…?
A.同様の紫外線を人工的に照射します!
女性の場合、日焼けを起こす紫外線を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
そもそも紫外線とは「光のなかのひとつ」で、可視光線は黄色・緑・赤・だいだい・紫などがあり、そのなかの「紫の短い波長のものが紫外線」です。
UVコーティングに用いている光の波長は250ナノメーターで、工業用の高圧水銀灯を使用し硬化させます
Q.UVフロアコーティングを自分でDIYすることはできますか?
A.DIYで綺麗に仕上げるのは難しい。
自分では難しいので業者に依頼しましょう。
UV塗料の硬化は自然光ではなく、専門のUV照射機器が必要になります。UV硬化の塗料も一般には販売されていません。
※フロアコートをDIY【体験談】自分で施工して後悔しました…
Q.UVコートのその後はどうですか?
A.施工して満足でした!
私も数年まえに掃除の楽さを手に入れたくて、水周りをUVコートかけましたが現在も光沢があり艶を保っています。
やはりコスト面では悩みましたが、ワックス掛けがいらない、毎日の掃除の手軽さ、時間短縮になっているのでやってよかったなぁと感じています。
光沢があり滑ることも気になっていましたが、我が家の小学生と幼児もそこまでツルツル滑らず生活しております。スリッパを履いてわざと ス~っと滑りスケート選手のマネをしていることはありますが・・。
水周りで良さを実感しているので、そろそろダイニングを検討中です。コストはかかりますが長い目でみるとキレイな状態を保つことができるのでおすすめですね。
UVコートで失敗しないために【まとめ】
的確な提案がもらえる業者を選びましょう!
時々「UVコートをして後悔した…」という声を聴きますが、ちゃんとした業者に巡り合えていないのでは? と感じます。
UVコートを施工する前にちゃんとメリット・デメリットの説明を聞いてみましょう。
UVコーティングだからと言ってすべて良しというわけではありません。
床の素材にあった仕上げがあり、床材と塗料の適合性も確認しなければなりません。
費用も高額なので、長期利用を考慮する必要があります。
そう言った適合性や仕上がりイメージを、提案できない業者に依頼してしまうと、ユーザーは「失敗した…」「やって後悔…」と感じてもおかしくありません。
失敗しないためには「業者が的確な提案」をしてくれることが大前提。
UVコートのメリットとデメリットをしっかりと理解し、施工の必要性を考えましょう。
UVコーティングは硬度・耐久性をとっても最強のフロアコートです。
耐久性を考えると結果的に安上がりで満足度の高いコーティングと言え、フローリングを長期にわたって保護するのに一番おすすめです!
※業者選びの前にサンプルをGET!
業者選びの前に様々な会社のサンプルを徹底的に集めてください。
まずは実物を見て触ることが重要。
同じUVコーティングでも、会社によって被膜の厚さや艶の仕上がりが違います。
※ 一括見積りを使うことで、効率的にサンプルが集められます。
→こちらから無料で貰えます。
▼私が取寄せた資料です▼


▼フロアコーティングの選び方をチェック!▼

▼フロアコートで失敗しないために▼

※無料・入力5分!複数社の見積もり比較が出来る!