フローリングの黒ずみの掃除方法
フローリングの黒ずみっていつの間にかついていて、落とすのが面倒になりがちですよね。
黒ずみの原因は、足裏の皮脂の汚れや食事の食べこぼしワックスの拭き残しからきています。
時間をおかずにさっと水拭きをするのが一番ですが、カビになってしまったらアルコールスプレーをしてから拭き取るといいですね。
しつこい油汚れには中性洗剤を雑巾につけてこすりましょう。汚れが酷くならないためにも早めのお掃除と予防が大切です。
ここでは黒ずみの種類によるそれぞれの掃除方法から作らないための予防策を紹介します!
フローリングの黒ずみの原因はこんなのがある!
フローリングの黒ずみってどうしてできるのかな?
日々生活しているといつのまにかついているフローリングの黒ずみです。
しかもなかなかな落ちにくくて主婦には悩ましい原因のひとつでもあります。
黒ずみの原因をひとつずつ紹介します。
足の裏の汚れ
まずフローリングの黒ずみの原因の1つに「 人間の足の裏の汚れ 」です。
人間の皮脂の汚れが蓄積されて黒ずみになります。
特に夏場は、素足で生活することも多く砂のついた足裏でこどもがペタペタと歩き回ったりするとだんだんとフローリングが汚れていく訳です。
玄関や廊下など人の動きが集中しているところも、フローリングが黒ずみやすいです。
カビ
湿気の多い場所や湿気の多い時期も要注意です。
浴室やキッチン水廻りのフローリングなど乾燥しない部屋はジメジメとして「カビ」が発生します。
結露でカーテンが黒くなってしまっていたり、窓のサッシが黒ずんでいる場合はフローリングも少しずつカビで黒ずんでいることもあるので要注意です。
窓を開けて換気を心掛けてカビが発生しないように早めに対策しましょう。
ワックスの拭き残し
フローリングを守り、きれいにしていくための「 ワックス 」も黒ずみの原因でもあります。
ワックス掛けた直後はいいのですが日が経つにつれて劣化し少しずつ剥がれていきます。
またフローリングの溝に入り込んで拭き残しとなってしまうとこれが 黒ずみになります。
一度古いワックスを剥がしてもう一度ワックスを塗りなおすといいですね。
その際は拭き残さないように注意してワックスを塗布していきましょう。
雨水やジュースなど
雨で濡れたまま玄関上のフローリングをペタペタしてしまったり、ジュースや汁物、飲み物などの液体がフローリングにこぼれそのままの状態になってしまうと、だんだんと変色しフローリングが腐っていきます。
これも 黒ずみ の原因です。あとで取り返しがつかなくなるので液体がこぼれたら広がらないようになるべく早く拭き取ることが大切です。
また、小さいこどもとお米の食べこぼしが床に・・・。
この粘り気のある米も踏んでしまうと、しつこく床に張り付きほっておくと 黒ずみ になります。
気がついたらすぐに拭き取り後に残さないようにすると黒ずみを防げます。
油汚れ(キッチン)
キッチン周辺の黒ずみは原因の一つに「 油汚れ 」があります。
毎日炒め物をしたり揚げ物をしたりとなんだかんだ油を使っていればフローリングにも付着します。
黒ずみに粘着があって厚みがあればそれは油汚れですね。
対策として小さいラグやキッチンマットを敷くと黒ずみも防げます。
黒ずみのタイプ
ワックスやコートの表面の汚れ
掃除機でのお掃除はやっていても拭き掃除はなかなか手間で後回しになってしまったりするものです。
気がついた時には、黒ずみも・・・なんてこともありますね。
少し時間を費やすだけできれいなフローリングに戻ります。
まず、掃除機を掛けクイックルワイパーまたはから拭きできれいにホコリを取り除いてからはじめましょう。
・水拭き
最近付いた皮脂汚れや、少しのカビならば「 水拭き 」で拭き取るだけで十分とれます。
洗剤が苦手な方は重層を薄めて使用すると黒ずみも落ちやすくなりますが、研磨剤となるのでワックスが剥がれてしまう場合があります。
これは強くこすりすぎないことをすすめます。
使用する場合はバケツに500ml程度のぬるま湯をはって大さじ1程度の重曹を加えてよく混ぜてから雑巾をよく絞ってフローリングを拭きます。
・洗剤
キッチンの油汚れには台所用のアルカリ洗剤 をおすすめします。
特にオレンジ洗剤 が酸性の油汚れには適していて、黒ずみに洗剤を少し垂らしスポンジや雑巾で回すようにこすります。
あまりこすりすぎるとワックスも剥がれてしまうので様子を見ながら拭き取りましょう。
・激落ちくん
小さな黒ずみ、お米の食べカスのへばりついた黒ずみには洗剤を使わないで 「激落ちくんスポンジ」を使いましょう。
無垢のフローリングの場合やワックス剥がれが気になる場合にも部分的におすすめです。
洗浄力が強いので色落ちしてしまったりフローリング傷める原因になりやすいので広範囲での使用はおすすめしません。
あまり強くすりこまずやさしくクルクルと回すように洗浄しましょう。
・消しゴム
ついつい子供がペンやクレヨンで書いてしまった床お絵かき汚れは 「消しゴム」 を使えばあっという間に消えます。
見つけたらすぐに消していくのがポイントですね。時間が経ってしまうと落ちにくくやっかいなことになります。
残った消しかすもしっかり拾い上げるか掃除機で処理しましょう。
床に傷が付き、黒くなっている
フローリングのペットのひっかき傷や溝についた黒ずみ に部分的に使える便利なお掃除道具を紹介します。
・ブラシ+洗剤
フローリングの黒くなってしまった傷や溝に入り込んでしまった黒ずみは中性洗剤(または重層を薄めたもの)を歯ブラシにつけ少しずつこすっていきましょう。
汚れを落としたら、よく絞った雑巾で拭き取り完了です。あまり強くこするとワックスが剥がれてシミの原因になるので要注意です。
・スチームクリーナー
フローリングの溝に潜んだ黒ずみや傷の黒ずみには高温で落としていくスチームクリーナーもおすすめです。
高温の蒸気を当てて汚れを浮きだして落としていくので環境にも優しく力がいらないので女性には強い味方です。
浮き出た汚れはよく絞った雑巾で拭きとり仕上げします。
大きな黒いシミ
フローリングにペットのおしっこを放置してしまったり植木や観葉植物の水や何かしらの液体がこぼれ大きく広範囲にできてしまった大きな黒いシミは素人ではなかなか大変です。
・洗剤
ペットのおしっこの場合、やはり水拭きだけではそう簡単には落ちません。
住宅用のアルカリ性洗剤を使用してよく絞った雑巾で拭き取ると少しずつ黒ずみがなくなります。
根気のいる作業ですがこの手作業が大切です。こうならない為に液体がこぼれた時は早めに拭き取りを心掛けましょう。
・シミは取れない場合がある
気を付けていてもあまりに拡大してしまった黒いシミは自分で対応できないこともあります。
やりすぎてかえってワックスを剥がしてしまいフローリングを傷つけてしまうようでしたら手をつけない方がよいこともあります。
そんなときはクリーニング業者などプロの手を借り依頼することもひとつの手立てです。
どうしても落ちない場合は
クリーニング業者に依頼
どうしても落としきれない 黒ずみを無理にこすりすぎるとフローリングを傷つける原因となってしまいます。
見切りをつけてプロのハウスクリーニング業者に依頼することをおすすめします。
コストはかかってしまいますが高い技術力と専用の洗剤で格段にきれいなフローリングにしてくれます。
フローリングの張り替え
自分でもお手上げという場合やクリーニング業者も無理という場合は現状のフローリングを維持することは難しいです。
フローリングの張替え時期だと気持ちを切り替えてフローリングの張替えを検討することをおすすめします。
新たにフローリングの材質や色を選んできれいな美しいフローリングにすれば、また違った生活空間が生まれるでしょう。
黒ずみ落としに使用する洗剤
アルカリ性洗剤
●住宅用洗剤-マイペット
マイペットは床拭きや家具、照明器具などリビング掃除に万能なアルカリ洗剤です。
フローリングの皮脂による黒ずみ汚れもコレで落ちます。
・マイペットの特徴や効果
マイペットはフローリングの皮脂による黒ずみ汚れをきれいに落とします。電化製品や照明器具、壁もピカピカになります。
- 成分:界面活性剤(0.2% アルキルアミンオキシド)、泡調整剤
- 注意点:シミの原因になることがあるので布(雑巾など)にスプレーをしてから拭き取るのがおすすめです。
中性洗剤を使う
●食器用中性洗剤 キュキュット
フローリングの油汚れは中性洗剤を雑巾につけこすっていくととれます。
食器用中性洗剤は素材を傷める心配がないので安心して使用できます。
食器用中性洗剤 キュキュット | |
特徴や効果 | フローリングの油汚れは、中性洗剤を雑巾につけこすっていくととれます。 |
成分 | 界面活性剤(37%、高級アルコール系(陰イオン)、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム)、安定化剤 |
注意点 | フローリングに直接付けるとシミの原因になることがあるので布(雑巾など)につけてから拭き取るのがおすすめです。 |
●ウタマロクリーナー
中性洗剤は一般的にアルカリ性のものと比べ油汚れに弱いと言われてきましたがウタマロクリーナーは油汚れもしっかり落とします。油汚れや水垢も落とします。
食器用中性洗剤 キュキュット | |
特徴や効果 | しつこい油汚れ、水アカ、湯アカ、手アカもしっかり落とす万能な中性洗剤です。 |
成分 | 界面活性剤(5% アルキルベタイン)、水軟化剤、安定化剤 |
注意点 |
荒れ性の方や長時間お使いの場合は炊事用手袋を使う。 フローリングの目立たないところで変色しないことを試してから使いましょう。 |
アルコールスプレーを使う
●パストリーゼ アルコール除菌スプレー
パストリーゼはお酒に使う「純水」を使用してつくられているなど安全性が高いところが嬉しいところです。
消毒効果が長く続くのでカビ防止になります。
パストリーゼ アルコール除菌スプレー | |
特徴や効果 | カビはアルコール消毒に弱いので、カビ汚れにはアルコールスプレーで拭き取り、除菌します。 |
成分 | 発酵アルコール、緑茶抽出物、乳酸ナトリウム、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、精製水 |
注意点 | 火気の近くで使用しないでください。
また、大量に使用の際には換気をしてください。 高温(40度以上)になる場所に置かず涼しい場所に保管してください。 直射日光や高温多湿を避けて冷暗所で保存してください。 食品に直接噴射した場合は20-30秒後、蒸発してからお召し上がりください。 |
仕上げ!黒ずみ予防に【ワックスorコート】
コストはかかるけど長くきれい床をたもつならフロアコート!だね。
フローロングの黒ずみ予防 には毎日のこまめなお掃除が一番大切です。
分かっていても生活していれば汚れてしまうものですが、どんな汚れでもすぐに拭き取っていけば黒ずみは避けられます。
液体汚れや油汚れもその都度拭き取りを心がけていけばひどい汚れにはなりません。
汚れが取れたら表面保護のために再度ワックスを掛けるかフロアコーティングすることをおすすめします。
ワックスのメリットは低コストな上に自分で掛けていくことができます。ただ、年に1.2度は掛けないとキレイな状態を保てません。
一方、フロアコーティングはコストが掛かりますが強度のある床で長い間きれいなフローリングを保つため、お手入れが楽になり黒ずみも避けられるでしょう。
フロアコーティングは種類が豊富にあり業者もたくさんあります。
予算やライフスタイルに合うものを業者と相談しよく検討してみるといいですね。
フローリングの黒ずみを落とす方法【まとめ】
- 足裏の汚れ:時間を置かずにこまめに水拭きをする。
- カビ:ギュっと絞った雑巾で水拭きした後にアルコールを床にスプレーしてからアルコールを拭き取る。
- ワックスの除去残り:フローリング用の中性洗剤で拭き取る。
- 雨水やジュースの汚れ:乾拭きまたは水拭きで時間を置かずすぐ拭き取る。
- 油汚れ:中性洗剤を雑巾につけて強めに擦って拭き取る。
落としきれない場合はクリーニング業者に依頼、または床の張り替えを検討しましょう。
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