中古住宅でも、できるだけ清潔な状態で入居したいというのは誰しもが思うことでしょう。
特にフローリングは、お部屋の雰囲気を大きく左右する要素の一つです。
中古住宅でもフロアコーティングは可能であり、対応可能な業者も多数存在します。
フロアコーティングの施工費用はリフォーム予算に組み込むことが一般的で、家具を移動すると追加料金が発生するため入居前に施工するのがおすすめです。
今回は中古物件にフロアコーティングを施した場合の使用感や、気になる費用、選択肢などを解説します。
「お気に入りの中古物件を見つけたけれど、築年数は浅いもののフローリングの劣化が気になる」という場合もあるでしょう。
自分の家という特別な場所だからこそ、長く美しい状態を保ちたいと思うのは当然です。
そんな時、少し劣化が進んだ床でもフロアコーティングは可能なのでしょうか?
良い中古物件を発見!マイホームを手に入れたけど・・・
結婚して子どもが生まれ、現在住んでいるマンションが手狭に感じ始めたので、私たちは中古物件のマイホームを購入することにしました。
選んだ中古物件は、内部がきれいにメンテナンスされており、手を入れる箇所はほぼありませんでした。
ただ、フローリングの一部に劣化したように見える箇所があり、それが少し気になっていました。
我が子がまだ小さくハイハイで移動する年齢なので、中古物件であってもフローリングの清潔さや今後のメンテナンスが気になりました。
そんな悩みを抱えながら調べていた時、フロアコーティングという選択肢を知りました。
中古物件に入居中や途中入居でもフロアコーティングは可能?
フローリングが劣化していた箇所以外は、見た目も美しく状態が良かったので複数のフロアコーティング業者に見積もりや施工について相談しました。
その結果、中古物件でも施工が可能であるという回答を多数得られました。
選んだ業者さんは、フローリングが劣化している一部の箇所を巧みに修復した後に、フロアコーティングの施工を行ってくれるということでしたので、それは本当にありがたかったです。
さらに、我が家のフローリングにはワックスが塗られていたのですが、それを剥離することも含めてフロアコーティングの施工が可能だとのことでした。
細やかな配慮をしてくれるフロアコーティング業者さんが見つかったので、子どものことや将来を考えてフロアコーティングの施工を決定しました。
中古物件でもフロアコーティングするなら入居前がおすすめ!
フロアコーティング業者によっては、入居中の物件でも家具を移動してくれるサービスを提供しているところもあるようです。
ただし、入居中にフロアコーティングを施すとコーティングが完全に硬化するまでは、施工した部屋には入れないという制約が出てきます。
したがって、入居前の段階でフロアコーティングの施工をしてもらうことが重要となります。
私たちは物件の購入を決めた段階でフロアコーティングを計画し、入居直前に完了するように依頼しました。
これにより、業者さんも劣化した部分の修復やワックスの剥離などをスムーズに行えたため、特に問題はありませんでした。
ただし、このような場合は業者さんの施工スケジュールも考慮する必要がありますので、余裕を持った日程を考えておくことが重要です。
「私たちが入居する日に施工を完了してほしい」と要望しても、優良業者ほど忙しいため、施工スケジュールが詰まっていることが多いのです。
入居日が大体決まっていれば、余裕を持って早めにフロアコーティングの見積もりや相談を行い、施工日を決定することが絶対におすすめです。
コーティングの乾燥時間を知っておこう
中古物件でも、フロアコーティングは十分可能です。コーティングが完全に硬化した後に入居することで、臭いもなく綺麗な状態を保つことができます。
「施工後、どのくらいの時間が経ったら部屋に入れるのか?」を知っておくと、業者の手配から引越し、そして入居までのスケジュールが立てやすくなります。
フロアコーティングが乾燥するまでの時間は、事前に把握しておくことをおすすめします。
UV | ガラス | ウレタン | シリコン | アクリル | |
施工期間 | 瞬時 | 2〜3日 | 2〜3日 | 2〜3日 | 1時間程度 |
費用 | 高額 | 高額 | 普通 | やや高い | 定額 |
中古住宅にフロアコーティングを施工したマイホームの使用感は?
フロアコーティングが施され、美しくなった新居に入居しました!個人的な感想としては、フロアコーティングを行って本当に良かったと思います。
何かをこぼしてもすぐに拭き取れるしワックスを掛ける必要もないので、子供が元気に遊んでも安心です!掃除も楽になり問題なしです。
また、フローリングが劣化していた部分も、見事に綺麗になりました!どこが劣化していたか全く分からないほどです。
見違えるように美しいフローリングになり、大変満足しています。
お年寄りがいる家庭でもフロアコーティングにより足元が安全になり、非常に安心感がありますのでフロアコーティングは本当におすすめです。
耐久性や予算・安全性など自分の家や環境に合ったフロアコーティングを選ぶ!
中古物件を手に入れた際、フロアコーティングは多くの種類があるため、どれが自宅や部屋に最適なのか選ぶのに悩むこともあります。
耐久性を考えて長寿を考慮してコーティングを選ぶか、予算を考慮してコストを抑えたコーティングを選ぶか、またはペットや赤ちゃんがいるため安全性を重視したコーティングを選ぶかなど、選択肢は多いです。
最も重要とするポイントを決めた上で、どのコーティングを選ぶかを考えましょう!コーティングの耐久性や好みの色合い、予算を検討しながら選んでいくことが大切になります。
コーティングの種類 | 耐久性 | テイスト | 費用 | おすすめポイント |
UVコーティング | ◎20年以上 | ピカピカで高級感ある仕上がり | 高 | キッチン、洗面所 |
ガラスコーティング | ○15年以上 | 品のある奥ゆかしい光沢 | 高 | キッチン、洗面所 |
シリコンコーティング | ○10年以上 | 天然素材で美しい光沢 | 低 | ペット 赤ちゃん |
ウレタンコーティング | △5〜10年 | 落ち着きのある艶 | 低 | キッチン、洗面所 |
水性アクリルコーティング | △1.2年 | 光沢を調整できる | 低 | 低価格 |
家の購入予算にフロアコーティングの予算も入れておこう!
中古住宅を購入する際に最も賢明な方法は、フロアコーティングの予算も住宅購入価格に組み込んでおくことです。
中古住宅を購入する人の中には、リフォームを同時に行う人が多いです。その際に、フロアコーティングの施工料金も一緒に確認すると良いでしょう。
引越しの予定にも、フロアコーティングの施工時間を考慮に入れておくことが重要です。
マイホームの購入は人生の大きなイベントなので、テンションが上がると細かな日程や段取りを忘れがちになります。
「長く美しい家を保つ」という目標を持つなら、フロアコーティングの予算や時間を家の購入時に予め考慮に入れておきましょう。
リフォームが終わってから入居する段階になって「フロアコーティングはどうしよう?」と考えると、予算が厳しくなったり、フロアコーティングの施工完了が入居日に間に合わなくなったりする可能性があります。
さらに、フロアコーティング業者を選ぶ時間や相談する時間がなくなってしまうと、施工後に後悔することにもなりかねません。
これから家の購入を考えているのであれば、早い段階でフロアコーティング業者を決め、相談しながら施工プランを練っておくことをおすすめします。
中古住宅へのフロアコーティングまとめ
中古住宅であっても、フローリングは部屋の雰囲気を大きく左右します。フロアコーティングは中古住宅でも可能であり、対応可能な業者も多数存在します。
フロアコーティングに関連する費用は、中古住宅の購入費用に組み込んで考えると良いでしょう。
中古住宅で長く快適に暮らすためには、入居前にフロアコーティングを施すことをおすすめします。
耐久性のあるコーティングを選べば、長期間にわたり美しい床を維持することができます。
中古住宅に、フロアコーティングを施工する前に知っておくべきことは以下の通りです。
- 中古住宅購入費用:リフォームやフロアコーティングの費用は、中古住宅の購入費用に含めておくと良いでしょう。
- フロアコーティングの耐久性:初期費用は必要ですがフローリングや床の劣化を遅らせ、長期間美しい状態を保つことができます。
- フロアコーティングの施工日:可能なら入居前に施工することをおすすめします。
- コーティングの種類:購入した中古住宅の状態や、住む人々のライフスタイルに合ったコーティングを選ぶことが重要です。
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