新築住宅を建てる時には、どこまで予算を組むか悩むとこですよね。フロアコーティングは入居前から施工しておくことで、その後の生活をとても快適にします。
新築住宅を建てる予算を組む段階で、フロアコーティングの費用をローンに費用に組み込めます。
長く綺麗な床を保つのはもちろんですが、日々のお掃除はコーティングしてあるかないかでは遥かにストレスが違います。
新築の場合は建てる前や入居前にフロアコーティング業者の日程を押さえること、マンションの場合は管理会社にフロアコーティングの施工が可能か確認することが重要事項です。
この記事では、新築で使う予算にフロアコーティングを組み込むのために、各コーティング種類別に施工単価を解説しています。
新築にフロアコーティングを施工するメリットやデメリットも、フロアコーティングの施工前に参考にしてくださいね。
新築時・入居前に施工するメリットとデメリット
定期的にワックスがけをするならば、コーティングをしてしまうのがフローリングのメンテナンスが楽になります。
床面の保護とメンテナンスのしやすさから、家を建てる・購入する際の新築時にフロアコーティングをする人が多く、メリットもあります。
●新築時にフロアコーティングを施工するメリット
- 長期間にわたって床を綺麗な状態に保てる
- 新築は、家具がないので施工がしやすい(キズなどの防止)
- 入居前にフロアコーティングを施工すれば、生活に影響しない
- フロアコーティング施工前の下処理である、ワックス剥離・キズリペアが不要
- 入居前しか施工を受け付けないフロアコーティング業者もあり、選択の幅が広がる
- フロアコーティングの施工費用を住宅ローンに組み込める
●新築時にフロアコーティングを施工するデメリット
- 一度フロアコーティングを施工をすると、コーティングを剥がすのが困難
- フロアコーティングの施工費用が別途かかるため、新築を建てるコストが高くなる
新築時にフロアコーティングを施工したい5つの理由
フロアコーティングはキズや汚れを防いで美しさが長持ちしますが、施工は何と言っても入居前がベストです。
それでは、フロアコーティングを入居前に施工すべき理由を確認しておきましょう。
1.新築時や入居前のフロアコーティングは最も美しい床の状態を保てる
フロアコーティングは傷や汚れがあった場合、傷や汚れごと被膜で覆ってしまいます。
そのため、フロアコーティングを施工する最も良い条件は、新築未入居時の施工が一番美しい仕上がりになります。
中古物件やリフォームをした場合でも、入居前にフロアコーティングの施工をすることで、ホコリなどが無い状態でコーティング出来ます。
2.新築時や入居前は家具や荷物がないのでフロアコーティングの施工がスムーズ
家具や荷物がある状態では、フロアコーティングの施工できないので、家具や荷物を別の場所へ移動する必要があります。
家具や荷物の移動で床にキズや汚れが生じやすく、日焼けによる色の差が出てしまう事があります。
家具や荷物を一時保管するために、トラックや倉庫の確保が必要になる場合があります。
3.新築時や入居前は余裕を持ってコーティング剤の乾燥ができる
フロアコーティング施工後は、一定の時間コーティング剤を乾燥させる必要があります。
コーティング剤の乾燥時間が足りず、家具や荷物を運び入れてしまうと、コーティングそのものに凹みや傷が出来てしまいます。
新築住宅の場合は、コーティング剤の乾燥に時間の余裕が出来るので、コーティング剤が定着して床が綺麗にに仕上がります。
また、フロアコーティング施工後、しばらくコーティング剤の臭いが残る場合もあります。
コーティング剤を乾燥させる時間に余裕があれば、新築で入居をする頃には臭いは消えているのでコーティング剤の臭いの心配もないでしょう。
新築時にはフロアコーティングの選択も広がるため、生活がスムーズに始められます。
4.新築時や入居前にフロアコーティングを施工することを決めていれば選べる施工業者が広がる
フロアコーティングの施工業者の中には、新築未入居のみ対応という業者もあり、中古物件は受け付けないフロアコーティング業者もいます。
中古物件や入居中の場合は、選べるフロアコーティング業者が減るので、予算やコーティングの種類も限られてしまいます。
5.フロアコーティングの予算を住宅ローンに組み込むことが出来る
フロアコーティングの予算は、20万円からの費用が掛かります。住宅ローンを利用する場合は、フロアコーティングの施工費用を組込むことが出来るので、支払いの負担を減らせます。
新築や入居前のフロアコーティング施工の一番大きなポイントは、フロアコーティングが完了てしまうと剥離出来ないことです。
それは、簡単にコーティングが剥がれないという証拠です。さらに、フロアコーティングはワックスを定期的に塗る手間が省けてメンテナンスが圧倒的に楽になります。
床を新築時の美しさにキープしたいなら、入居前にフロアコーティングの施工してしまうのがベストタイミングなのです。
新築住宅のフロアコーティングの必要性
フロアコーティングは床の美しさを長く保てる
耐久が20年〜30年のUVコーティングなら、長い間美しい床のまま過ごせます。新築時の床は小さな傷でも気になるので、フローリングの傷対策にも効果的です。
●フロアコーティングを施工して得られる効果
- ワックス掛けをしなくてよくなる
- 汚れがしみ込まず掃除が楽
- アレルギー対応のフロアコーティングは子供やペットにも安心
- 紫外線の変色・劣化を防ぐ
- ノンスリップ効果で高齢者やペットも安心
- 耐水性・耐薬品性がありキッチンやバスルームと水廻りにも強い
年々劣化してしまうフローリングだからこそ、新築時に対策をしておくことで10年15年後にやって良かったなと思えます。
始めからフローリング傷の対策をしておくことで、綺麗で艶々な床で長く過ごせるので気持ちが良いです。
フロアコーティングの施工は業者任せで後はノーメンテナンス
フロアコーティングをすると当然費用はかかりますが、初期費用をケチらなければ、後は何十年とノーメンテナンスで綺麗な床の状態を保てます。
フロアコーティングは床の保護を主眼に置いているので、一度コーティング剤を塗ると長期間効果が続くように開発されています。
今まで苦労していたワックス掛けのように、何度も塗る必要はなく長い間床はピカピカです。日々のお手入れはサっと拭けば掃除OKです。
入居前にフロアコーティングの施工をせずに後悔…入居後のフロアコーティング施工はコストも割高になる
もちろん入居後に「やっぱりフロアコーティングをしたい」と思った場合でも、フロアコーティングの施工することはできますが、入居後の施工はコストが割高になります。
●入居後にフロアコーティングをした場合に掛かる作業費用内容
- ワックスの剥離
- 付着した汚れの除去
- キズのリペア
- 家具異動・保管
新築で住み始めた後に気になる事は、生活していくとフローリングに小さな小傷から大きな傷まで思っているよりも付いてしまう事です。
テーブルの脚や椅子の下などは、思いのほか目立つキズが付きますので、新築だとフロアコーティングをやっておけばよかったと思う事もあります。
入居前ならキズも汚れもない床にコーティングするので、コスト削減に加えて美しさも段違いです。
だからこそ、フロアコーティングで後悔しないように、家を建てた直後や入居前にフロアコーティングを施工するのがコスト面も含めベストなのですね。
家を買う時にフロアコーティングの予算を確保せよ!
(以下体験談)
一番重要なことは家を購入する予算にフロアコーティング費用を想定しておくことです。
うちの場合、待望のマイホームだからとこだわりが大きくなってしまい想定した予算を超えてしまいました。
一生ものの買い物なので、ちょっと背伸びするのはいいと思います。しかし、あれこれ付けるよりも家を大切にするためにお金を掛けることの重要さを知りました。
新築で絶対外せないポイントについては予算をきちんと確保しておかないと予算オーバーし節約した部分が後々になって影響が出て来てしまい後悔することになりかねません。
●主に耐久性の高いコーティングの1㎡あたりの単価は以下のとおりです。新築をご検討の時には是非参考にしてみてください。
コーティングの種類 |
耐用年数 |
単価 |
部屋の広さ |
施工料 |
---|---|---|---|---|
UVコーテンング |
20〜30年 |
4,500〜5,000円 |
50㎡ |
225,000〜250,000円 |
ガラスコーティング |
15〜25年 |
3,500〜5,000円 |
50㎡ |
175,000〜250,000円 |
シリコンコーティング |
10〜15年 |
3,000円 |
50㎡ |
150,000円 |
新築時フロアコーティング前の注意点
スケジュールの確認は必須:電気、水道を施工に使用する場合があるのでフロアコーティング施工日に電気水道が通っているか確認しましょう。
施工期間・時間の確認をする:一日施工の業者が多いですが天候や気候で硬化時間が異なることがあるので施工時間はどのくらいか確認しておきましょう。
施工中は入室できません:フロアコーティング施工中は入室は出来ませんので電気屋さんや他業者と重ならないようにしましょう。
マンション側へ確認と連絡をする:機器の搬入や業者の出入りがあるためマンションの場合は管理会社へ確認連絡をする必要があります。
完全に乾く日程の確認:フロアコーティング施工後、入居可能日時を確認してから引っ越しをしましょう。(1〜3日後のケースが多いです)
コーティングの種類をよく相談する:本当にそのコーティングの種類で良いのかをサンプルを見ながら十分に相談しましょう。サンプルは申し込めばフロアコーティング業者から貰えます。
下処理の確認:ワックスがかかっていない状態でコーティングをします。新品のフローリングの素材と表面処理を確認しましょう。
ハウスメーカーが勧めるフロアコーティング業者には要注意!
戸建ての建売やマンションを購入時に様々なオプションでハウスメーカーさんがフロアコーティングを勧めてきます。
もちろんコーティングの種類や価格もしっかり表示されていますが、ハウスメーカーに仲介手数料が取られているため施工費用が割高になっているケースが多いです。
フロアコーティングの保証年数も専門業者と比べると短い場合もあります。
時間がある場合はフロアコーティング業者に直接見積もりをとって比較することをお勧めします。ベストなフロアコーティング業者を選びましょう。
【Q&A】 新築フロアコートについて
Q.無垢の床にもフロアコートで来ますか?
A.無垢素材専用のフロアコーティングもあります。
無垢フローリングは吸湿性があり反り返りや収縮により隙間ができるので水やキズに弱いのが難点です。
無垢専用のフロアコーティングや仕上がりの自然なガラスコートを利用するのもお勧めです。
Q.新築住宅におすすめのコーティングはどのタイプですか?
UVコートは耐久性が一番長く耐摩耗性も高いです。新築住宅にはUVコートが一番長くコーティングの効果を発揮してくれます。
UVコートは施工費用が高くなりますが金額に見合った性能と美しさがあります。
【まとめ】新築時や入居前にフロアコーティングの施工をすることが一番低コストで床の美しさが長持ちします!
- 新築時や入居前にフロアコーティングを施工することはメリットが多く無駄もありません。
- 無垢のフローリングにこだわるならフロアコーティングにもこだわることが重要です。
- 家の予算はフロアコーティング費用も想定しておくことが大事です。
新築にこだわるなら先々を見越してフロアコーティングの予算も想定しておくことで憧れのマイホームを美しく長持ちさせることができます。家は一生に一度の高い買い物ですから後悔や失敗のないようにしましょう。
※実際の見積もりを掲載しています
●新築住宅にフロアコーティングを施工するメリット
- 美しい状態をキープ:傷ひとつない状態から保護できる
- コスパが良い:家具の移動が無いので無駄な費用が掛からない
- ローンに組み込める:支払が家購入費用に組み込めます
●フロアコーティングを施工する時に気になること
- マンションの場合:管理会社に確認
- 下処理やマッチング:コート剤とのマッチングをメーカーと相談
- 日程調整:ハウスメーカーと打ち合わせが必要
※費用やメリット・デメリットを紹介。(´・ω・`)check
予算や価格 新築時のフロアコート費用
※価格や予算について紹介しています。
それぞれの価格や特徴を紹介しています。