今ではほとんどの物件で洋室がメインとなっていて、洋室といえばフローリングというイメージが強いです。
フローリングは素材や機能性によっては施工費用が掛かる上、メンテナンスが大変で維持費も掛かります。
コストを抑えるためにクッションフロアを施工するという選択肢もありましたが、昔のクッションフロアはフローリングと比べると安っぽい印象で耐久性もあまりよくありませんでした。
しかし、現在のクッションフロアはかなり進化しており、フローリングと比べても遜色がないほど自然な風合いの商品や耐久性を兼ね備えた商品も登場しています。
クッションフロアはフローリングよりも安く施工できる上、最近ではDIYしやすいように開発されたクッションフロアも多数販売されていてホームセンターでも購入可能です。
自分でフローリングからクッションフロアに張り替えれば、更に費用が抑えられるので自分でクッションフロアに張り替える人が増えています。
そのため、経年劣化でフローリングがくたびれてきたら、自分でクッションフロアを購入してDIYでリフォームするということも可能です。
しかし、クッションフロアによっては熱や薬剤に弱い商品もあるので、自分でクッションフロアに張り替える場合は注意が必要です。
この記事では、クッションフロアに張り替えるメリットと施工費用について解説します。
フローリングをクッションフロアにする方法はDIYするかプロに依頼するかの2つ
フローリングをクッションフロアに張り替えるする方法は、自分でDIYで施工するかプロの業者に施工を依頼するかになります。
クッションフロアの進化と共にDIYで施工できるように開発された商品も販売されており、自分でフローリングからクッションフロアに張り替えるのが比較的容易になっています。
例えば、業務用のクッションフロアだと大きく巻いた一枚物の建材が一般的ですが、DIYできるように小分けされたクッションフロアを敷き詰めていくだけという商品もあります。
その他にも通常は専用の接着剤を使ってフローリングにクッションフロアを貼り付ける施工方法が一般的ですが、クッションフロアの裏面が吸着するタイプの商品も登場しています。
採寸してロールからクッションフロアをカットしたり、接着剤を使ったりする必要が無いクッションフロアも販売されているので素人でも簡単に張り替えができます。
インターネットで検索すれば、自分でもDIY施工できる色々な種類のクッションフロア商品が見つかります。
DIY施工できるクッションフロアの中から好みのデザインや耐久性、自分に合った施工方法の商品を選べば最安値でフローリングからクッションフロアへのリフォームが可能です。
不器用だからという人はリフォーム業者に施工を依頼しましょう
クッションフロアの進化で自分でも比較的簡単に張り替えのリフォームできるようになっているものの、不器用で仕上がりが心配という人も居るでしょう。
そういう人の場合は、フローリングからクッションフロアの張り替えをリフォーム業者に依頼することをお勧めします。
プロの業者に依頼するとコストはDIYよりも高くなりますが、施工後の仕上がりが断然違いますし業者によってはアフターフォローや保証が充実している場合もあります。
一般的なデザインや耐久性のクッションフロアならリフォーム業者の方が安く仕入れができるので、普通のリフォーム業者なら自分が思っているほど施工費用は高くありません。
フローリングからクッションフロアに張り替える費用について
フローリングをクッションフロアに張り替える場合、どのくらいの費用が掛かるのかを解説していきます。
先ほどDIYで施工する方法とリフォーム業者に施工を依頼する方法を解説しましたが、ここで大まかな施工価格を確認しておきましょう。
自分でリフォームする場合の費用 | 3万円~ |
リフォーム業者に依頼する場合の費用 | 6万円~7万円程度 |
DIYでフローリングからクッションフロアに張り替える場合は、材料費のみのコストだけで済みます。
しかし、リフォーム業者に依頼した場合は、人件費や交通費とクッションフロア、壁際の巾木の材料費も費用に含まれることが多いです。
DIY用のクッションフロアには接着剤が予め塗ってある商品や、1枚1枚置いて並べていくだけで張り替えが完了するタイプのクッションフロアもあります。
値段にもかなり差があるため選んだ商品によってはリフォーム業者に依頼するよりも割高になるケースもあるので、施工する部屋の広さや選ぶクッションフロアの種類には注意が必要です。
フローリングからクッションフロアに張り替えるメリットとデメリット
フローリングがくたびれてきているなら、リフォーム業者に依頼しても比較的安価に施工できるクッションフロアは魅力的です。
フローリングを張り替えるリフォームする場合は材料費も作業費も大がかりになるので、どうしても工事費用が高くなります。
一方でクッションフロアは施工作業が比較的簡単ですので、材料費も作業費もフローリングに比べると安く済むのでリフォーム業者に依頼してもそれほど高額にはなりません。
以降では、フローリングからクッションフロアに張り替えるメリットとデメリットを詳しく解説します。
クッションフロアに張り替えるメリット
- フローリングの張替えより低コスト
- メンテナンスやお掃除が簡単
- クッションフロアによっては、原状復帰も簡単で賃貸でも施工が可能
- デザイン性や耐久性が向上している
クッションフロアに張り替えるデメリット
- 家具を置くと凹んで跡が付く
- フローリングの風合いに近づいているが、ビニールの質感に評価が分かれる
- 床暖房が設置されているフローリングの場合は施工できないこともある
クッションフロアはデザイン性や耐久性が向上しているが、やはりビニール製ならではの質感が嫌だとという人の意見も多いようです。
賃貸マンションならクッションフロアでも全く気にならないという人が多いですが、自分の家となると急にクッションフロアは嫌だという人が多くなります。
やはり自分の家にはある程度のお金を掛けても、フローリングの張り替えを選ぶ傾向にあるようです。
床暖房が設置されているフローリングの場合は、ビニール製のクッションフロアに張り替えるのはお勧めしません。
なぜなら、クッションフロアはフローリングの上に施工するため、床暖房の機能が落る上にビニール製のクッションフロアは熱に弱いので場合によっては溶けて異臭を放つ可能性もあります。
クッションフロアによっては耐熱性がある商品もありますが、床暖房機能は確実に落ちることになりますので施工する前に床暖房機能がどの程度落ちるのかを確認しましょう。
クッションフロアの耐久年数について
フローリングからクッションフロアにリフォームすることを検討する場合、もうひとつ気になることといえばクッションフロアの耐久年数ではないでしょうか。
リフォーム業者によると一般的にクッションフロアの耐久年数は、10年程度だと言われているそうです。
クッションフロアの耐久年数は10年程度だと言われていますが、実際は5年程度で張り替えする必要があります。
なぜなら、クッションフロアは表面が柔らかいため家具を置くと凹んだり、椅子の擦り傷が付いたりするので床を綺麗に保つためには5年くらいで張り替えた方が良いからです。
クッションフロアの手入れは、掃除機をかける他に水拭きで簡単に手入れできます。
もし水拭きでも取れない頑固な汚れの場合は、中性洗剤を使えば洗剤拭きも問題ないので床を綺麗に保つことができます。
クッションフロアは5年程度で張り替えする必要があると言いましたが、テーブルや椅子の部分にカーペットや硬めの防傷シートなどを敷けば耐久年数を伸ばすことも可能です。
【クッションフロアまとめ】安価でリフォームが可能ですがメリットやデメリットを考慮してから検討しましょう
フローリングの部屋をクッションフロアにリフォームする費用やメリットなど、いろいろ解説してきましたがいかがでしたか?
フローリングを張り替えるとなると高額な費用が掛かりますが、クッションフロアならDIYでもリフォーム業者にお願いしても比較的安価で張り替えができます。
ただし、クッションフロアにもメリットやデメリットがあるので、フローリングからクッションフロアに張り替えを検討する時にはそれらも頭に入れて考える必要があります。
クッションフロアも多様化していますのでDIYでリフォームを検討している場合は、必ずクッションフロアの施工方法や耐久性など特徴を比較しましょう。
フローリングからクッションフロアへの張り替えをリフォーム業者に依頼する場合は、必ず数社のリフォーム業者から無料見積もりを取るか電話で相談てみましょう。
クッションフロアに張り替えるメリット
- 価格:フローリングの張り替えよりも低コスト
- メンテナンス:お掃除や床のメンテナンスが楽になる
- 施工作業の手間:自分で施工できるほど比較的作業が簡単
- 選択肢:デザインの種類が多く施工方法も選べるので選択肢が多い
クッションフロアに張り替えるデメリット
- 耐熱性:電気ヒーター・ガスヒーター・床暖房などの暖房器具に耐えられない可能性がある
- 質感:ビニール製の触感や質感が苦手な人も居る
- 耐久性:家具など重いものをおくと凹んで型が付くことがある。椅子などの擦り傷が付きやすい
それぞれの価格や特徴を紹介しています。