赤ちゃんやペットがいる家は、安全性が気になるところですよね。
フロアコーティングは種類も豊富で、より安全性の高い材質も選べます。
溶剤の審査基準は 「ホルムアルデヒド規制商品 F☆☆☆☆(フォースター取得済み)」のついているものが、安全度の高い目安になります。
無機質であるガラスコートは子供がいるお家に向いていますね。
ここではペットへの影響、赤ちゃんやお年寄りに、どの様なポイントを気をつけたらよいか紹介します。
フロアコート剤の健康への影響について
健康への影響は…
一般的に家の造りや素材から健康面で問題を生じるといったセンシティブな人もいます。
普通の人なら全く健康被害がない場合でも化学物質や材質により赤ちゃん、お子さん、大人でも体調の不調を感じるといったこともありますね。
シックハウス症候群やアトピーなどもこういったもののひとつですね。最近では敏感な人に向けたナチュラルな素材だけを使って造られた家も増えています。
ここで気になるのはフロアコーティングのコーティング剤の安全性です。
フロアコーティングした床は安全なの?
ガラスコーティング、シリコンコーティングといったフロアコーティングは無機結合物なため人体への心配はないでしょう。
ただ、そのコーティングが全て安心、無害とは言い切れません。安全性が気になる場合はコーティングそのものの素材についてもしっかりと確認して納得してから施工を行うことが大切です。
特に赤ちゃんがいる場合などは、ハイハイをしてフローリングに接触することが多いですし、出来るだけ安全性について注意が必要です。
それではフロアコーティングに使われている素材、成分についてみてみましょう。
コーティングの種類 | 素材・成分 | 安全性 | 評価 |
---|---|---|---|
ガラスコーティング | 無機質な素材で健康面への影響も心配いらない | 傷がつきにくく赤ちゃんやペットにもおすすめ | |
UVコーティング | シリコン素材を主に使用したコーティング | 傷がつきにくく赤ちゃんやペットにもおすすめ | |
ウレタンコーティング | ウレタン溶剤は臭いがあるものの、塗膜形成後は赤ちゃんが舐めても大丈夫 | アトピーなど敏感肌な方にもおすすめ | |
アクリルコーティング | 水性のアクリルがおもな素材で耐久性がやや劣るため安全性についてもやや疑問あり | ||
シリコンコーティング | 薬剤を利用してアクリル樹脂をシリコン樹脂に変質させ施工するもので「油性」と「水性」のものがあります。 | 滑りにくいので高齢者、ペットにおすすめ |
フロアコーティングの種類は費用と同様に業者によって違いがあるので自分の環境にあったコーティングを業者に相談しながら選ぶことが一番大切ですね。
審査基準をクリアした素材なら安心!
赤ちゃんやお子さんが居る家のフローリングは赤ちゃんやお子さんが這いまわったりすることが多いので素材そのものの 安全性 が気になるところですね。
フロアコーティングの素材の安全基準といえるのが 改正建築基準法です。この法律により家に使われる建材のホルムアルデヒドが放散する度合いを等級表示しています。
●ホルムアルデヒド規制商品 F☆☆☆☆(フォースター取得済み)安全性のひとつの目安です
「F」の部分が「ホルムアルデヒド」のことで☆の数の多さでより安全性が高いという表示になっています。
赤ちゃんやお子さんが居るご家庭は安全性に配慮してフロアコーティング剤の基準値がどうなっているかをチェックしましょう。
UVコーティングは紫外線で瞬時に塗膜を硬化させる工法なので有害物質が発生しません。赤ちゃんが居るご家庭のフローリングにおすすめです。
フロアー用ワックスは安全性に欠ける?
フロアコーティング はどうしても費用が掛かるので、フロア用ワックスで済ませたいと思ってしまいますね。
でも、フロア用ワックスは年に何度かは定期的なワックス掛けが必要になります。ワックス掛けを怠るとワックスが剥がれて赤ちゃんの口に入ってしまうこともあります。
フロア用ワックスは無害のものばかりではありませんので赤ちゃんやお子さんが居るご家庭だとちょっと心配ですよね。
フロアコーティングは数年間は剥がれることがないので安心です。使うコーティング剤によりますが、口に入っても安全な塗料と安全テスト済みなコーティング剤が多くあります。
ワックスの安全性はフロアコーティングと比較すると不十分ですね。
フロアコーティングを施工すればフロア材に醬油や食べこぼし、ペットの尿など液体が染み込まず安全
フローリングは醬油や食べこぼし、ペットの尿などの液体をこぼしてしまうとジワジワと液体や湿気がフロア材に染み込んでしまいます。フロアコーティングを施工しておくとこういったリスクを無くすことができます。
小さい子供が飲み物や食べ物をこぼした場合でもフロア材に染み込まず水拭きだけで掃除が終わります。
また、赤ちゃんがハイハイして誤って床を舐めてしまっても、 F☆☆☆☆(フォースター取得済み) のフロアコーティング剤なら安心ですね。
滑りにくいフロアコーティングで転倒防止!
最近はフロアコーティングは益々進化していて光沢のニュアンスが選べるものもあります。高齢者やペット向けの滑りにくいフロアコーティングもあります。
フローリングはワックス掛けすると、どうしても滑りやすくなる傾向があります。滑りにくいフロアコーティングを施工しておくことで赤ちゃんやお子さん、高齢者が滑って転倒するリスクを下げます。
赤ちゃんや小さいお子さんは楽しくなるとついはしゃいで走り回ったりするものなので 滑り止め効果があるフロアコーティングを選んで施工しておくと安心です。
ご同居の場合ご年配のおじいちゃんおばあちゃん小さいお子さんの転倒防止になりますね。
UVコーティングはシックハウスやダニ、ホコリ対策にもなる!
赤ちゃんや小さいお子さんが居るご家庭に合うフロアコーティングはUVコーティングと言われています。
UVコーティングはアレルギーやシックハウスの要因となるような物質が含まれておらずフロアコーティングの施工も紫外線で瞬時に硬化させるから有害物質が発生しないのはもちろん、ダニやホコリを寄せ付けにくい性質も魅力です。
UVコーティングはこういった特性から病院や老人ホームといった施設でも多く採用されています。
フロアコーティングを検討する際にはそれぞれのコーティングの特性や塗膜成分、耐久性などをしっかりチェックしましょう。
ある程度フロアコーティングに関する知識を得ておいてフロアコーティング業者に赤ちゃんやお子さんにも安心なフロアコーティングはどれか聞いてみましょう。
フロアコーティングは抗菌作用があるのでウィルス対策にも効果的!
フロアコーティングはメンテナンスが楽で毎日のお掃除の時短になります。数年間床を保護してくれるので長期に渡り綺麗状態の床を保ってくれます。
フロアコーティングする理由は沢山ありますが、高い抗菌作用を持っているフロアコーティングもあります。
抗菌作用があるフロアコーティングは人体に悪い影響を及ぼさず空気中のウィルスや大腸菌や黄色いぶどう球菌などを高い抗菌作用によって抑制して清潔な空間を提供します。
安心して小さいこどもやご年配の方も生活できますね。抗菌作用が高いフロアコーティングは病院や施設にも多く仕様されています。
おすすめのフロアコーティングはどれ?
赤ちゃんはフローリングでゴロゴロしたりハイハイします。場合によってはフローリングを舐めたり落ちたものを拾って食べてしまうなんてこともあります。
ですので、赤ちゃんや小さいお子さんが居るご家庭ではより安全性が高いコーティング剤を使ったフロアコーティングをチョイスするのがポイントです。
UVコーティング、ガラスコーティングなどが素材的には良さそうですが業者によってグレードにも違いがあるため、しっかりフロアコーティング業者に確認しましょう。
室内で犬や猫などペットを飼っているご家庭も赤ちゃんが居るご家庭と同じくらいフロアコーティングには気を使っておきたいものです。
ペットもフローリングを舐めてしまうことがありますので極力天然素材に近いコーティング剤を使ったフロアコーティングを選ぶのがポイントです。
アトピーなど敏感肌の人はウレタン素材のフロアコーティングがおすすめ
アトピーなどがあるセンシティブな人がご家族がいる場合は出来るだけ天然に近い素材のコーティング剤を使っているフロアコーティングを選びましょう。
また、ホコリが症状に影響を及ぼすことが多いので掃除が楽にできる、ホコリなどをサッと綺麗ににできるかどうかもフロアコーティングを選ぶ基準にしてもいいですね。
ウレタン素材はナチュラルな素材ですのでお勧めですが、施工に手間が掛かるので信頼できるフロアコーティング業者を選びましょう。
シックハウス症候群の対策は化学物質を含まない素材を使ったフロアコーティングを選びましょう
シックハウス症候群とは家の建材の接着剤などのなかに含まれた化学物質に過敏に反応してしまう、センシティブな方が掛かる病気です。
家には一般的に様々な化学物質が含まれた素材が使われるので、化学物質が多く含まれる建材の使用を避けることでシックハウス症候群に掛かるリスクを下げることができます。
フロアコーティングのコーティング剤も食品添加物グレードのものを採用した安全性を担保したフロアコーティング業者もありますから、安全性を重視しているフロアコーティング業者を選びましょう。
敏感な方は最近では無垢の床を選ぶ方も増えています。無垢にもフロアコーティングの施工を行っているフロアコーティング業者もありますので是非検討してみてください。
赤ちゃんが居るご家庭がフロアコーティングを施工した後の感想や口コミ!
【まとめ】赤ちゃんには安全性が高いフロアコーティングを施工しましょう!
フロアコーティングの特性や種類からコーティングしていないフローリングよりもフロアコーティングした方が安心な場合が多い ということが分かりました。
とはいえフロアコーティングも種類や業者によって素材や特性、施工方法などに違いがありますので、しっかり調べてからフロアコーティング業者を選びましょう。
● 滑り止め効果が高いものを選ぶのも重要
フロアコーティング業者によってフロアコーティングの仕上がりや風合いにも違いがありますのでサンプルを取り寄せたりショールームなどで実際に素材を見て触って確かめてみるといいですね。
フロアコーティングは、一度施工すると10年、20年と付き合っていくものですので特に赤ちゃんやお子さんが居るご家庭は焦って決めずにしっかりと比較検討することをおすすめします。
●フロアコーティングの安全ポイント
- 無機質素材:無機質であるガラスコートがおすすめ。
- 有機溶剤が残らない:フロアコーティングは有毒な溶剤が残りません
- ホルムアルデヒド規制商品:安全性の目安であるフォースター取得済み
●フロアコーティングを施工する前に気にするポイント
- アクリル素材のWAXはNG:WAXは擦るだけで付着します
- 転倒防止:フロアコーティングには滑らない仕上がりとツルツルな仕上がりの商品があります。
それぞれの価格や特徴を紹介しています。